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未就学児2人の育児と仕事、両立してみた

前回のnoteで書きました、「ちょっと保育園辞めてみた」。
今後の方向性が固まり、長男は4月から預かり保育つきの幼稚園へ、次男は来年の春まで自宅保育で過ごすことになりそうです。

現在、長男が幼稚園に入園するまでの期間限定で未就学児2人の育児をしながらライター業をしています。これまで日中は6-7時間稼働していたのにそれができないため、必然的に夜が執筆活動の中心に。

zoomをつなぐ業務や、兄弟がDVDを観ている間は日中も仕事をしています。

わたしはもともと学童クラブ指導員や保育士の仕事をしていました。
在宅ワーク従事者や自営業が会社員と比べて保育園や学童クラブの入所要件が低いとみなされることは、お子さんを預かる側としても理解しています。
入所要件?なにそれ??という方は、子どもを預けるためには内申点のような数字が必要で、数字の合計が高い順に入れると思っていれば間違いはないと思います。その数字が、会社員が10とすればフリーランスは5くらいしかなかったりするわけです。

要するに在宅ワーカーやフリーランスの仕事は子どもをみながらできると思われているんですよね。
……できるわけないじゃん!


親ばかなのを承知でいうと、うちの子たちは手がかからないほうだと思う。それでも遊びを見てほしいし構ってほしいし、zoomなんかつないで母親が仕事先のひとと話していれば膝にも乗りたくなる。それが子どもです。

濃い。毎日がとっても濃い。例えば7時に起きて朝ご飯を食べて、いつもは8時くらいからするメールチェックをスマホでやる。兄弟がDVDを観ることになれば少しだけ執筆ができる。

子どもと遊んで、お昼ご飯を作って食べて、お昼寝の時間に少しだけ執筆。午後はクライアントワークだったり、外遊びだったり。

夜ご飯食べてお風呂に入れて、20時には子どもたちが就寝するのでそこから本格的な仕事の時間。体力が保たないので0時には就寝。

毎日、その繰り返しだ。

自分で選んだことだから文句はない。それに、よい変化もあった。長男の指しゃぶりや爪かみといった行動が減って、いきいきと楽しそうなのだ。

長男はわたしが保育士をしていたときに保育園に預け始めた。0歳児クラスから保育園児。当時はお迎え時間もバラバラで、長時間預けるのが当たり前だった。

保育園の先生や学童の指導員は、長時間保育が必要な子どもとの関わりや親御さんの気持ちをくんで遊びを提供している。だけれどやっぱりできないこともたくさんある。人員も場所もないのだ。

だから今回保育園を辞めて、未就学児2人と過ごすのはわたしにとって大いに意味のあることだった。長男にとっては保育園児になってから初めて旅行以外で過ごす大型連休とも言える。
誰のせいでもないけれど、やっぱり今の子どもを預かる環境はよいとはいえないよね、というのが個人的な所感である。

長男を預けようと決めた幼稚園は、のびのびしていて楽しそうだった。入園したらしたで悩んだり迷ったり、親子で手探りをするのだろう。
幼稚園はお弁当持参。キャラ弁を作れないわたしがどこまで頑張れるのかという思いもある中、さっそく長男には電車をモチーフにしたお弁当がいいと言われてしまった。

3月から4月にかけて、わたしが抱いていた違和感やほんとうはこうしてあげたいと思っていた気持ちが浮き彫りになり、その方向へ転換せざるをえなかった。大きな変化に対応するのは易しいことではない。

だけれどきっと、これから何年経っても、パソコンを開きたいなと思いつつ長男と次男と並んで座り、録画したドラえもんを一緒に観たことや、恐竜ごっこをしたこと、布団の中でかくれんぼしたことなどは覚えているのだろう。

鮮やかなたんぽぽや桜の木の風景と一緒に。

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