・11月が終わった。

・Festival de Frueがかなり良イベントだった。

11月上旬に掛川のつま恋リゾートで開催されているFestival de Frueに初めて行った。
Pino Palladino & Blake Mills feat. Sam Gendel, Abe Roundsを目当てに行き、極上の演奏でかなり良い体験だった。
思い出すと心が温かくなる。
主催者のインタビューを読むと、出演者は知名度よりも鳴らしている音のユニークさで選んでいるそうで、全くその通りで、他では味わえない不思議かつ心地よい、音楽の先端を探るような演奏をまったりとした会場で味わえる極めて良質な音楽イベントだったと思う。
ご飯も個性的かつ美味しいものばかりで、気候も良く、規模感も心地よかった。
また行きます。

・RYUTistの新アルバムが素晴らしい。

制作陣が君島大空、石若駿、ermhoi、蓮沼執太、パソコン音楽クラブ、柴田聡子などなど好みの人たち大集結で間違いないだろうと思いながら聞いて、間違いがなかった。
君島大空がインタビューで、あげたくないくらい良い曲ができたのであげることにした、みたいなことを言っていたのが印象的。
3曲目の石若駿作曲の曲が特に好きで、よく流してはサビの7拍子に合わせて一人で踊っている。
制作陣も素晴らしいが、今回初めて聞いたRYUTistの声も自然で心地良くて、とても良いアルバムだと思った。
何周も繰り返し聞いてる。

・The Attention Please with ermhoiのライブが美しかった。

ermhoiの東名阪ツアーの最終日、代官山UNITの公演を見に行った。
ドラム石若駿、パーカッション兼鍵盤に小林うてな、ヴィブラフォンやその他パーカッションにTaikimenと、打楽器奏者が3人いるリズムの強いバンド編成だったがこれが素晴らしかった。
3人とも同じリズムで叩いている時、動きがシンクロしており、叩く前に腕をあげる高さが大体同じ高さで揃っていて、強い打楽器奏者たちが一つの生き物の体の一部となって一緒に動いているような、躍動を目に焼きつけた。
また特に後半は、ermhoiのハープの弾き語りが美しすぎて天に召されるかのような音色と歌声だった。
実際途中で貧血(正確には血管迷走神経反射)で天に召されそうになった。
体調はあまりよくなかったので100%受け取れなかったが、なかなかやらない編成だったと思うので、見に行って本当に良かった。
そもそもライブで本人でもないのに見てるだけで100%を受け取れることなどないけど、良かったと思えるかどうかは体調に左右される部分も多いので、なるべく万全に整えて行きたいものです。