夢の中での日雀

改札で切符を出すと、駅員にキセルを見咎められて、三百十円払わされた。
駅員の嫌な笑い。
身体中から嫌な匂いが噴き出してくる。
アパートへ帰ると父が来ていて、中野のアパートに住んでいる母と、またいっしょに住むことにしたと言う。
すわと部屋を出たところのバス停に来たバスに飛び乗る。
乗ってからはじめて気づく、このバスで中野に行けるのだろうか?
ふらふらよろめきながら、バスの前に移動して、運転手に聞けば否。
ただちにバスを降り、タクシーに飛び乗る。
乗ってからはじめて気づく、母の住所を知らぬ。
仕方がないので、妹に電話する。
母のアパートに着いて、ドアノブの真ん中にある丸い出っ張りの中心に鍵(父がなぜ鍵を持っていたのか?父も案外隅に置けない。)を差し込んで、押しながら回す。
ガチャっと音がして、目が覚めた。
そういえば、昨日、録画しておいた「100分de名著」の「フロイト“夢判断” (1)無意識の発見と精神分析」を観たっけ。
(燃えつきた棒「夢の中での日雀」)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?