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あいまいになる恐怖と現実の境目 | mofi ニュース

興行もホラー、現実もホラーの北米事情。一方でCGアニメーションの立役者が第一線を退いたり、日本IPの世界進出もあり。(掲載:mofi 第225号 2018/10/29)

【興収:10月第4週】『ハロウィーン』新作が$32Mで2週連続1位

季節もあいまってか『ハロウィーン』の快進撃はとまらない。以下、2位『アリー/スター誕生』($14M)・3位『ヴェノム』($10.8M)と、10月の上位映画の勢いは依然としてつよい。10月興行そのものも $790M近くを記録し、歴代新記録を塗り替えている。(M)


【ストリーミング】アップルの独自ストリーミングサービス、全世界ローンチ予定

世界100か国でローンチとのこと。特筆すべきは、アップルのオリジナル番組は、アップル端末を持っている人に対しては無料で提供されること。そのほかのテレビチャンネルも有料で提供するモデルを採るが、採算はどのようにとるのか、はたまたアップルのハードウェアを購入するインセンティブにコンテンツを位置づけるか、謎は依然として多い。(M)


【人物】エド・キャットマル氏 引退へ

年内をもって現在の役職をおりるが、19年7月まではピクサーに対するアドバイザーとして活動するという。CGアニメの祖であるキャットマル氏の引退、一時代の終わり。(M)


【日本IP】「僕のヒーローアカデミア」レジェンダリー製作で実写映画化へ

レジェンダリーの日本IP推しが目立つ。また、2018年10月はとくに日本IPの実写映画化発表が目立った一ヶ月だ。近日中にコラムにまとめて考察したい。なお日本配給は東宝で決まっているとのこと。(M)


【事件】ピッツバーグのシナゴーグで銃乱射事件 11人死亡

恐怖に包まれるアメリカの混沌をこれ以上明確に示すものはないような、惨劇。反ユダヤ思想の恐ろしさにおそれおののく。亡くなられた方のご冥福を、祈る。(M)

編纂三谷匠衡 / 初出:2018/10/29 第225号
有料メールマガジン「Ministry of Film - ゼロからのスタジオシステム」より

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