三重県立くわな特別支援学校の校長が、障害がある生徒との関わり方について「飼っている犬のように関わるといいのでは」という趣旨の発言をした。この通報を受け、県教委は校長を厳重注意したそうだ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cca11c0c42f1fe71024494200eb25cdcdecc6daf

こういう「不適切発言」のニュースを見て最近とても感じるのは、今の日本社会はますます窮屈で息苦しいものなって来ているな、ということ。ヤフコメ欄は、以下のような校長を非難するコメントが多いが、私は違和感を覚える。

校長がどういう意図で言ったのか、背景の説明も何もないのに、この読者は脊髄反射でこの校長を非難しているようにしか見えない。もしかしたら、この校長は愛犬家で、我が子のように自分のペットをかわいがっている人かもしれない。教え子への愛とペットへの愛がたまたま同じ土俵で語られただけなのかもしれない。仮にそうだとすれば、処分に値するほどの事案だろうか？

記事からは校長の真意はわからないので、私は判断できない。ただ、現時点では私はこちらの発言のほうが真っ当だと思う。どうだろうか？

ちょっとした「失言」の揚げ足を取って相手を引きずり下ろす、そういう陰湿な輩が増えているような気がする。コロナ騒動の最中の「マスク警察」と同じような「嫌な感じ」がするのは私だけだろうか。

そもそもこの話って、ニュースにする価値があるのか？
毎日新聞の記事らしいが、新聞社って、どんだけネタに困ってんだよ？と思う。こんな魔女狩りみたいなことやらずに、どうせならコロワクで亡くなった遺族をSNS上で中傷する医者どもを晒してほしいものだ。