しがないエロライターだった俺が、ベストセラーのゴーストライターに成り上がるも、やがて朽ち果てるまでの軌跡を振り返るとともに、それを戒めとしてライターとして大成するための極意について書く。

書籍と雑誌の大きな違いは、主観と客観のバランスのとり方にある。
基本、雑誌の場合は広く一般の人に読まれることを想定しているため、情報の公共性や公益性が求められる。
そのことを精査するためには、冷静で客観的な視点が必要となるわけだ。

一方、著者の主観を爆発させていいのが書籍だ。
独創性のある尖った意見や偏った主張が、時代の空気の中で読者のピントと合った時、ベストセラーの可能性は生まれる。