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ロシアがウクライナ占領地域で徴兵

◉これも、ムチャクチャな話ですね。占領地のウクライナ人をロシア軍に徴兵し、ウクライナとの戦争に投入する。たぶん、最前線でしょう。敵前逃亡するなら、容赦なく背中から売ってくるのでしょう。奮戦しても、同じウクライナ人同士での殺し合い。どのみち、敵国の人間を減らせるのですから、効率の良い民族浄化として、使えます。でもこれ歴史的には、モンゴル帝国とかも使っていた手だとか。こういう部分で東スラブ人国家は、敵と認定した相手には、容赦がないんですよね。大黒屋光太夫の記録とか見ても。

【ロシアの秋季徴兵、占領下のウクライナ4州が初めて対象に】CNN

(CNN) ロシア国防省は29日、今秋の新たな徴兵で占領下のウクライナ4州が初めて対象地域に含まれると明らかにした。

国防省によると、秋の徴兵は10月1日からロシア連邦全域で始まる。違法に併合されたウクライナの地域も対象になるという。

ロシアのプーチン大統領は昨年9月、ルハンスク、ドネツク、ヘルソン、ザポリージャ4州の併合を宣言。4州ではこれに先立ち、いわゆる「住民投票」が実施されたものの、ウクライナや西側諸国からは一様に「偽の」住民投票だと非難する声が上がった。

https://www.cnn.co.jp/world/35209714.html?ref=rss

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、

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■戦争になったら?■

しかしこれで、日本のお花畑平和論者の論法がまたひとつ、潰されましたね。戦争になっても戦わず降伏しろといってたお花畑平和論者、息をしていますか? そんなことをしても、アメリカ軍のような寛容な国は、そんなにないわけです。21世紀の現代でも、こんな残酷なことを、平気でやってくる国家が現に存在するわけです。もし、ロシア連邦軍が北海道に侵攻していたら、今頃は根室とかが占領されていたら、そこで降伏した日本人が、ロシア軍に徴兵され、日本人を殺せと前線に送られるわけです。降伏は権威主義国家にとっては、なんの役にも立たないわけです。

自分が小学校から高校の頃は、戦争になったらという質問に、逃げるという日本人が多く。左派マスコミはこれを好意的に取り上げていましたが。逃げた先に平和もなければ、独立もないです。捲土重来を期しての撤退とか、雌伏の時期はありますが。戦争から逃げて自分の命さえ助かればいいというのは、ただの利己主義でしょう。もちろん、それもまたひとつの選択肢だと思います。でも、母国を捨てて逃げる人間を、暖かく無かけてくれる国は、そうはないと思いますよ? よほどお金を積むならともかく。

「戦争になったら……という質問自体が間違っている。戦争になる前に、話し合いで解決するんだ」なんて、これまたお花畑平和論を言っている人もいますが。その話し合いが破綻したときのために。プランBやプランC、できればプランDまで考えるのが政治です。プランAだけで絶対に問題ない、プランBなど考えるのは敗北主義だとか言うの、戦前の国粋主義者と何が違うんでしょう。自分には違いがわかりません。

■憲法9条教の崩壊■

憲法9条という、世界に唯一の平和憲法があるから、日本は平和というお花畑平和論は、プーチン大統領のウクライナ侵攻によって、終りを迎えました。権威主義国家は、そんなものがあろうとなかろうと、攻め込んできます。そもそも、憲法や条文で、何らかの形での戦争放棄や平和条文がある国は、150カ国を超えるとか。集団的自衛権は当たり前のようにありますが、他国を自分から攻めることは、国連加盟の200弱の国と地域の中で、多くが否定してるんですが。日本のお花畑平和論の皆様は、自衛権さえひてしていたわけです。

戦争を放棄して、武力も放棄して、平和都市宣言や無防備都市宣言をすれば、侵略してくる国はないと。んなわけないのは、ロシア連邦軍のウクライナ侵攻前から、普通に言われてきたことです。でも、お花畑平和論者は、ずっと言っていたわけです。ウクライナ侵攻で、ようやく気づいた人もいましたが、未だに空念仏のように同じことを繰り返している人もいますが。世界がこれだけロシア連邦を批判しても、プーチン大統領は無視して戦争を続けていますし、北朝鮮に武器の輸出を頼み、ついにはウクライナの占領地域から、ウクライナ人を徴兵して、殺し合わせようという悪魔の所業。

お花畑平和論な方々は、「安倍政権で徴兵制が復活ゥ~!」とか騒いでいたのですが、現実には徴兵制を駆使しているのは、ロシア連邦の方。高度に機械化と専門化した現代の軍隊では、徴兵制は不向きであると、安倍晋三元総理は国会答弁でも答えていて、妥当な意見なんですが。もう、脊髄反射的に戦争=徴兵制と騒ぐ。そこらのアンちゃんを徴兵して、F-2戦闘機が動かせますか? 海上自衛隊で船舶を動かせますか? 日本が攻め込まれ、ゲリラ戦しか選択肢がなくなったら、徴兵ではなく義勇兵として、戦うかもしれませんが、いずれにしろ侵略者が出てからの話。

■非武装中立論の嘘■

社民党の前進であり、かつては野党第一党であった社会党は、非武装中立論という、究極のお花畑平和論を唱えていました。ところが、ロシア連邦軍がウクライナに電撃侵攻し、求めたのは非武装化と中立化。なんのことはない、ロシア連邦・中華人民共和国・北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)のような、軍事独裁国家にとって、とても都合が良いことを、社会党や日本の進歩的文化人、アカデミズムの方々は、唱えていたわけで。怖いですね。本人たちは日本の平和のために、こんなバカバカしい論を唱えていたんですが。現実は、核武装した軍事独裁国家の、無自覚の工作員になっていたわけで。

昔の日本人は、永世中立国のスイスを、あこがれの国として称賛していました。高畑勲監督と宮崎駿監督が、若き日に手掛けた『アルプスの少女ハイジ』にも、そういう部分が投影されていたんですが。そのスイスは、徴兵制がある国民皆兵、女性の徴兵も検討されるほどでしたし。他国がスイスに攻めt来たら、焦土戦略で橋とかトンネルを破壊して、敵の侵攻を無理やり止める。一家に普通にライフルがあり、国民全員分の核シェルターがあり、高速道路はいざというとき、戦闘機が離着陸できる設計。重武装中立なんです。

お花畑平和論者が、ウクライナは早く降伏しろ、と言っていましたね。ウクライナが抵抗するから、平和が来ないんだと。そんな莫迦な。もしウクライナが全面降伏し、ゼレンスキー大統領が処刑されたら? 今度はウクライナから徴兵した兵士を前線に立たせて、バルト三国なり隣国に攻め込むでしょう。でも、お花畑平和論の方々は、そういう言論の責任は取りませんしね。いずれにしろ、日本はソ連・中国・北朝鮮に囲まれて、日米安保反対と言い募る学生運動が、1960年前後と70年前後に、全国で吹き荒れたわけで。ほんと、危なかったです。

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