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朝日・毎日のワクチン接種不正予約問題について

◉朝日新聞出版のAERA.comと毎日新聞の記者が、不正な手段でワクチン接種センターの予約を実施した行為と報道について、岸信夫防衛大臣が厳重抗議しています。当たり前ですね。ワクチン接種は一刻を争う問題、拙速であってもスピードが大事。ところが、マスコミは妨害行為の助長を拡散するマネをする。それを、必死になって擁護する人がいて、呆れます。問題の切り分けが出来ていないようですね。

この件で思い出したのは、福島瑞穂社民党党首の内縁の夫である海渡雄一弁護士が理事長を務めたグリーンピース・ジャパンによる、『グリーンピース宅配便窃盗事件』です。懲役1年・執行猶予3年の有罪判決が確定したこの事件と、本質は同じですね。左派による、擁護の仕方も非常に似たパターンでしたね。最近だと、伊是名夏子社民党常任幹事の一連の騒動とも、通底しますが。

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■ジャーナリズムの仕事とは何か?■

この問題に対する批判の代表例が、江川紹子さんの、こちらの意見でしょうね。江川さんの意見は当たり外れはあっても、拝聴するべき内容が多いのですが、ときどきこういうジャーナリストを免罪符を持つ特権階級だと、無意識に思っている節を感じます。それって、バラモン左翼の発想ですよね? そもそも、ジャーナリズムの仕事って何でしょう? 報道の仕事って、何でしょう?

説教強盗の、説教の内容がどんなに正しくても、強盗は強盗ですから。「強盗したけど、すぐ金は返した。被害は出ていない」で無問題なのか? 百歩譲って、説教にも強盗にも三分の理があったとしても、強盗の手口を拡散するのはダメでしょって批判されてるのが、今回の問題の本質です。ジャーナリストは、報道することが自己目的化してて、これが理解できないようです。

■報道と倫理の問題とは?■

同じく、バラモン左翼ジャーナリストの典型的なダメ擁護論が、コチラ。岩永直子さんは、子宮頸癌ワクチンに関しては、評価できる報道もあったのですが、恐怖を煽ったマスコミ側はスルーして厚生労働省を批判するなど、もともとトンチンカンなところがある人です。また、ちょっとでも批判されるとブロックしまくる人でもありますが。自分もブロックされていますけれど。削除するかもしれないので、スクリーンショットも添付します。

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昔、河で溺れる子供の写真を掲載した新聞が、批判されたことがあったとか。河で溺れてる子供を助けず、写真を撮ることも、ジャーナリストの業だと、自分は思います。自分に子供を助ける遊泳能力がないなら、せめてそれを記録し、危険性を告発することもまた、ジャーナリストの仕事でしょう。「助けるのは私らの仕事ではありません。壊れた柵の告発が仕事。批判は甘んじて受ける」と言うなら、ひとつの生き方だと思います。

でも、子供を壊れた柵に誘導し河に突き落とす方法を公開したら、批判されるのは当然でしょう?

■グリーンピース・ジャパンの犯罪■

冒頭で言及したグリーンピース宅配便窃盗事件の、重要な部分をWikipediaから抜き出して、再構成して以下にまとめますね。グリーンピースジャパン側の顧問弁護士は「形式的には窃盗かもしれないが、横領行為の証拠として提出するためで違法性はない」と主張しています。さらに、窃盗を成立されるための不法領得の意思を満たしていないとの「法的見解」を発表しました。

要するに、鯨肉を自分のモノにしよう・利益を得ようとしていないから違法ではないという主張です。さらに裁判で弁護側は「鯨肉を持ち出して横領の実態を告発した行為は、ジャーナリストに保障されている『表現の自由』と同等のもの」として無罪を主張。初公判で被告人側は「鯨肉の横領を告発するための行為で、違法性はない」として無罪を主張。もちろん、地裁で有罪判決。

高裁でも有罪判決を喰らい、被告は判決後の記者会見で「市民の『知る権利』、『表現の自由』を尊重しない高裁判決は非常に残念」と負け惜しみを言ったのですが、それってあなたの主観ですよね案件。最高裁への控訴を断念して、有罪判決が確定。グリーンピース・ジャパンは環境保護団体ですが、新聞社出版社も、社会正義のためなら違法な手段・不正な手段を使ってもいい、という発想は同じですよね。

■左派のテロリストの論理■

今回、朝日新聞出版AERAや毎日新聞を擁護する人の論理の多くは、これの同工異曲ですよね。でもそれ、グリーンピースジャパンがとっくに使用して、裁判所からダメだしを喰らった論法です。もちろん、捕鯨船乗組員の業務上横領容疑は「嫌疑なし」で全員を不起訴処分。グリーンピース・ジャパンは西濃運輸に謝罪し、不法侵入と窃盗の実行犯は裁判に負けて、国民の血税を詐欺した辻元清美議員と同じ執行猶予付きの前科者に。

いちおう言及しておきますが、自分はそういう横紙破りは、時に必要だと思っています。ただし、それは例えば有罪判決を受けて前科者になってもやるんだという、やむにやまれぬ心情がある場合、という保留が付きます。そして、その行為に対する罰則は満額で引き受ける、と言う部分は譲れません。日本のリベラルを自分が嫌悪するのは、英雄になりたいがリスクを負うのは大嫌いという、卑しさです。

伊是名夏子社民党常任幹事も、バリアフリー法改正にタイミングで、コロナ禍での移動自粛を自分は呼びかけながら来宮駅で降車させろとクレーム、JR側の妥当な提案を断固拒否し1時間も押し問答。タクシー代を出せとかマスコミに連絡するぞと言い募り、一歩間違えば死亡事故もありうる労働を強要したわけで。目的は手段を正統化するというのは、テロリストの論理です。放伐の是非の問題です。

■そもそも不正で違法の可能性が…■

この件に関して、当初は素早く伊是名夏子社民党常任幹事擁護に走ったけれど、後に意見を変えた弁護士ドットコムが、澤井康生弁護士弁護士の見解を掲載しています。

——架空の予約をすることは、何か犯罪にあたるのでしょうか。

偽計業務妨害罪(刑法233条)が成立する可能性があります。架空の情報を入力して予約を取ることは「偽計」に該当します。そして、大規模集団接種業務は業務妨害罪で保護すべき業務に該当することは明らかです。
偽計業務妨害罪は業務を妨害するおそれのある状態を生じさせれば成立します。つまり、現実に業務を妨害したという結果が生じなくても成立するのです。

政府がこの件で、朝日新聞出版や毎日新聞を告訴する可能性はないでしょう。なんだかんだ言って、安倍前総理ですら、戦前の反省からマスコミへの政府の干渉は控えるべきと言う認識は、強く持っていますから。でもそれは、強姦被害者が泣き寝入りしたからといって「告訴されなかったから自分は無罪、無謬でぇ〜す」とか言うのかって話です。自分たちは〝捕まっていないだけの犯罪者〟である可能性を、含み置くべきでしょう。

東大法学部教授で、司法試験にも合格されている玉井教授の指摘は重いです。日本でトップクラスに法律と法学に専門家なんですから。専門家ゆえ、素人がやりがちな迂闊な断言はされていませんが。

■場外バトルのあれやこれ■

岸防衛大臣のツイートに対して、実兄でもある安倍晋三前総理も、賛意をツイートしています。

コレに対する、沖縄タイムスの阿部岳記者のツイートがコチラ。

いやいや、だったら沖縄タイムス社員が持続化給付金と緊急小口資金および総合支援資金を不正受給し、十数人に同様の受給申請を勧め40人以上に広がった事件も、行政の欠陥を指摘したと言い募れば良かったのに。こう書けば、今回の問題の本質が、少しは解るでしょう。〝目的は手段の違法性を正統化しない〟し〝自分たちは捕まっていないだけの犯罪者〟て意識を持つべき。記者様は上級国民の特権階級ではございません。

いちおう、沖縄タイムスは該当記者の懲戒解雇に役員の減俸を発表したのですが、それはウェブのみ。紙面では報道していないのだから、日本のジャーナリズムの正体がわかります。しかも、その記者の氏名は公表せず。推定無罪の段階でも、バンバン報じるくせに、身内に甘いこの体質。それは、黒川検事長の賭け麻雀問題で、記者の氏名を公表しない朝日新聞と産経新聞も同じ。ジャーナリズムを名乗るなら、率先垂範すべき。

相変わらずですね(ため息)。漏洩とか、言葉で誤魔化すのは辞めましょうよ。繰り返しますが、朝日新聞出版AERAや毎日新聞がやった行為は、違法の可能性が高い。百歩譲ってそれは社会正義のために必要な告発であったとしても、その不正の手段を克明に書く必要などない。そこはかくして報道することは出来るのに。バリアフリーには反対しないが伊是名夏子社民党常任幹事の手法は批判する、が両立するように。

まさに、コレです。こういう左派の手法はもう嫌悪され批判されてる現実を、見るべきです。だから、野党の支持率は上がらないし、左派マスコミはどんどん若者から見放されているのに。民主主義を全力で否定するリベラル学者が野党のブレーンという悲劇が、日本にはあるようです。発想が、革命が成れば手段は正当化されるって、テロリストの論理ですよね、しつこく書きますが。

権力を取る手法が、敵失狙いって……それがさんざんやってダメだってのは、モリカケサクラのバカ騒ぎでも証明されたでしょうに。点を取る、の意味が不明ですが。政権を獲るの意味なら、敵の失敗の揚げ足取るような政党や政権が、社会の問題に建設的な政策をビルドできるのでしょうか? 自分は疑問です。ブッシュ息子政権の選挙参謀カール・ローヴ氏的な、揚げ足取りで社会は良くなったか?

意味不明なのは、立憲民主党かと。どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ

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