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100%の上書き保存はないから。

今までの私は、何か嫌なことがあった日付を、1年後、2年後の同じ日付に最高の思い出を作ることで、打ち消そうとしてきた。それが最大の復讐であり、喜びにもなると思っていた(サイコパスみたい笑)。

だから、もちろん今回もとびっきり最高な日にしてやろうと意気込んでいた。
最近仲良くなった子とLINE交換しちゃおうかなぁとか、好きな人に話しかけてみようかなぁとか、ワクワクすることでいっぱいにしようとしていた。

でも、結局、LINE交換も話しかけることもしなかった(出来なかった)。

出来なかったなぁ、せめて、あの日電話で助けてくれた友達と電話してみる?とか考えてふと思った。

なんでそんなに記念日みたいに飾ろうとするのだ?

忘れたいとは思わないけど強く思い出に残したくもない、そんな日付や行動。

最悪だった日付にとびきり最高な思い出を残して、思い出すのは本当に最高な思い出だけ?100%の上書き保存なんてできるのか?

最高な思い出は純度100%で思い出したい。
嫌な日付と最高の思い出を連合づけたくない。
そんな学習づけしたくない。

昨日は、とびっきり最高なサプライズが起こるような日ではなかったけれど、でも日常の小さな幸せはいつも通りあって。最近仲良くなった子に一緒に帰ろって誘ってもらって、好きな人を見かけることはできて。そんなプチ幸せを感じられた日常のひとつだった。
それは、この先私の中で強く記憶に残らなくても、いや残らないからこそ、日常のありがたさが私を救うのだろう。

どん底に落ちていた私が、日常を過ごせている、それがどんなに幸せなことか。過去を上書きしようとして、過去を強く残していた私に、さよなら。
日常を過ごせることに感謝して、プチ幸せを沢山感じて生きていこう。

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