クローズドを狙え!公募ゲリラ戦

公募が趣味ですよ、と言い出して何年くらい経つだろうか。振り返ってみると ネット上から応募できるものが結構ある、ということを知ってからなのでだいたい 6~7年くらい。キャッチコピーやら、ラジオCMやら、受賞数としてはまあ数えるほどではあるが、応募数も実はそんなでもないのでむべなるかなという次第。もともと狙って応募すればある程度受賞できるぜ、という腕でもないし。

最近は「Twitter上からそのまま応募できる」というパターンも少なくない。 が、これにはあんまり応募していない。何故かといえば「まあまあ適当に考えたようなのを衆目にさらすのが気恥ずかしい」からだ。別にショボいコピーを出したからといって失望されるほどのキャリアがあるわけでもないのだが…。
あともう一つ「カブっているものを探すのが面倒」というのもある。モジり系・ ダジャレ系だと特にこういう危険性があるのだが、考えるたびに「このダジャレ他にも出てないかな?」と検索するのが大変だし、同じわけではないが発想が似てる、とか微妙なものを見つけた時の判断が難しい。じゃあカブりかどうかの判断は審査側に任せてどんどん応募すればいいじゃないか、とも思われるかもしれ ないが、パクリ野郎疑惑がついてしまうとさすがに大変だ。なにせネットではパクリはゴキブリと同じで、「1つ見つければ30個は出てくる」と言われている。疑われだすと全て結び付けられてしまうのだ。メガバカ状態。

川柳となるとこれは全くド素人の自覚が存分にあるため、適当に量産してもあんまり気恥ずかしさがない。その代わり受賞もない。いまだに全然わからない。ぽんぽん受賞する人を見るとそのテクニックを盗めばいいのではないか?とも思うのだが、なんか山田太郎が盗塁を試みるくらい盗めない。刺される。誰によ?

とは言いながら川柳でも結局あんまり応募してないのだが。なんでかと言えば他の人のを先に見てしまうからだ。もう無意識にパクリかねない。全然そんな気はなかったんです、右手が勝手に、みたいな。なんか痴漢の言い訳くさいな。
というかもうお題を見ただけで「これは●●に絡めたダジャレが思いつくが、すぐ他から出そうだぞ」と思ってしまう。そして見てたらやっぱり出てくる。そうなるともうそちらの道は閉ざされてしまうのである。

なおかつ、量産が苦手なので物量の波にも勝てない。上手い人とか犬とか猫とかが(なぜか上手い人には動物アイコンが多い)ずらずら出しているのを見るともう「やべ~もう受賞作級出てんじゃん」となる。まあこんなこと書いておいてなんだが自分も犬アイコンだ。アイコンが動物ならいいってもんでもないな。

ということで狙うとしたら応募がクローズドのやつだ。かつ応募点数に制限があるとなおよい。クオリティの差はさておいても物量の差で圧殺されることがないからである。まあ実際は応募点数制限があってもいつもの人が受賞してたりはするんだが、気分が違うというか。
理想としては「ひっそり応募してこっそり受賞」である。もう誰にも知られてないのに賞金が入る。「え?そんな公募あった?」と言われるくらいのゲリラ戦。よく見るともう応募ページも残ってないし、何を応募したかも覚えてないくらいの。もしかしてそれはただの幻覚だろうか。
消える応募ページ。見覚えのない応募作。抜かれる個人情報。情報化する社会。深刻化する貧困。友との約束。遠くに銃声。…何が起こってるんじゃろか(ⓒ神聖モテモテ王国)


と言いつつも、もしなんか受賞したら実際は「受賞しました~」とか言って騒ぐんだろうなあ。

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