久慈地下水族科学館もぐらんぴあ

もぐもーぐもぐもぐらんぴあでおなじみ? 岩手県久慈市の地下にある小さな水族館"…

久慈地下水族科学館もぐらんぴあ

もぐもーぐもぐもぐらんぴあでおなじみ? 岩手県久慈市の地下にある小さな水族館"もぐらんぴあ"スタッフの日々の様子をつらつらと発信します https://www.moguranpia.com/

最近の記事

採れたよ採れたよ大きなクラゲが

それは先週の日曜日のことでした。 クラゲ担当のSさんに「カミクラゲがいるといつもクラゲを見に来てくれる男の子から教えらもらった」というクラゲ発見のタレコミが。 カミクラゲは日本固有のクラゲで、青森から九州までの内湾に生息しています、が、実は久慈では見たことがなく、いつもSさんのクラゲコネクションで入手したものをただ水槽で眺めるだけでした。 ここ数年久慈で採集できたクラゲとしては、サルシア、シロ、ドフラインなどが多く(たまにオワン)、傘径数センチの小さなクラゲしか見たこと

    • ぼくは「はるのきかくてん」でいやされます

      3月23日から「クラゲで癒しを」と題してクラゲをテーマにした企画展が始まります。 みなさんは春にどんな思い出がありますか? ぼくの若かりし頃は、 進学して大学になじめるかな?ドキドキとか 近くのビッ●カメラで新しいゲーム買えるかなドキドキとか バイトの面接受かるかなドキドキとか ひっきりなしにくるセールスと宗教勧誘どうしようかなドキドキとか 上京してから1週間ずっと下痢なのは上京前母にまだいけると食べさせられた強い酸味のスパゲティのせいかなズキズキ 未知の世界

      • ドカ雪な水族館

        2月も終わろうかとした時に岩手沿岸北部、すごいドカ雪でした。 「東北なんだから雪くらい降るでしょ?」と思われる方も多いと思いますが、実は沿岸部はあんまり降りません。 久慈市でも59cm降ったということで、水族館でも停電が発生していまい、水族館も非常電源に切り替わる事態に。 日中に停電対応したSさんは復旧後、家に帰るとまた停電し、夕方から再度水族館に向かったとのこと。 盛岡から帰宅し、水族館とSさんの様子を見に行きました。 Sさんと合流後、しばらくすると停電が復旧し、

        • 新リーフレットに向けて

          現在来館者の方にお配りしている水族館のリーフレットがこちら。 再オープンから8年経つと展示内容にも変化があり、リーフレットに乗ってるのにいない生き物がいたり。 そんなわけで新年度に合わせて、新しいリーフレットが作成されることが決まりました。 ということで、先日写真撮影会がありました。 決して、決してふざけているわけではありません。 今回制作をお願いした会社さんの担当者の方きっての要望でこのポーズが欲しい!ということで撮影していました。 昨年末SNSでバズり、ついに

        採れたよ採れたよ大きなクラゲが

          無いなりにできること

          昨日まで開催していたお正月企画展もたくさんの方に見ていただき、ありがとうございました。 その中でも長く見ていただいたのが、ダブルO飼育員の合作、ニシキアナゴ水槽コーナー。 「ニシキアナゴ水槽なのにニシキアナゴいねぇじゃ~ん!」と思っているでしょう。 クリスマス水槽からレイアウトを変える中で警戒し、中々出てきてくれませんでした。 ニシキアナゴが出ない中で思いついたのがニシキアナゴ占いとのこと 一緒に展示したアナゴみくじも大好評で、アナゴくじの生産が間に合わず、時間があ

          久慈の地下にサンタ現る!?

          今日は年に一度のサンタに扮したダイバーが登場しました。 寒い中、ご来館いただき誠にありがとうございました! なんと海女サンタを見るために仙台から4時間かけていらっしゃったお客様も! うれしい限りです😭 毎年同じことだけだとお客さんも自分たちも楽しめないと思うので、来年はよりパワーアップしたイベントを考えて、また一緒にクリスマス企画を楽しめればと思います! んだばね~

          久慈の地下にサンタ現る!?

          特徴を知ると見る目が変わる!

          現在絶賛クリスマス企画展中の館内。 淡水コーナーでは「恋(コイ)」に因んで鯉(コイ)を集めた企画展を開催中です。 水族館では地味な展示と思われがちな淡水魚の水槽。 主な理由として、 色が地味 他魚種と違いが分からない 写真映えしない など色々挙げられると思います。 確かにチンアナゴやハコフグのように特徴的な見た目かつ、どこか愛嬌を感じさせるような魚は海水魚に比べて少ないと思います。 ただ、特徴を知れば見る目が変わる面白い魚がいることを知っていただきたい!

          特徴を知ると見る目が変わる!

          アマガサクラゲ、全国で4館目の展示!

          何度か紹介しているアマガサクラゲ?でしたがだんだん育ってきて、形態的な特徴がよりはっきりしてきました。 傘の表面の突起と触腕の形態などが目視でもはっきり分かります。 展示開始当初も本当にそうかなぁ?と少し疑問も出ていましたがここまでくればもうほぼ、アマガサクラゲで間違いないということで…。 改めてクラゲコーナーにてアマガサクラゲとして展示中です! このクラゲ深海性の珍しいクラゲで、全国でも過去に3館しか展示したことがありません。 また、今回のアマガサクラゲのポリプは

          アマガサクラゲ、全国で4館目の展示!

          はばたけエフィラ!

          前回、クラゲ担当が謎のクラゲのポリプの話をしていましたが、育てているとどうやらアマガサクラゲであると分かりました。 いや~すごい、大発見です。 結構謎の多いクラゲで分布もあまり明らかになっていないのですが、恐らく岩手初報告になるのでは?と盛り上がっています。 そんなアマガサクラゲの別のポリプが今まさにエフィラとなってはばたこうとしているではありませんか。 だんだん拍動する回数が早くなり、もう少しだ、もう少しだとO飼育員と作業の合間見守ること約1時間。 ついにその時が

          ナニクラゲ?

          スタッフOくんのお友達の漁師さんに魚と一緒にいただいた岩にたまたま付着していたナゾのクラゲのポリプ。 ポリプから分かれたエフィラが成長してきて、最初はキタユウレイクラゲかな?と思っていたけどなんかちょっと違う? 理由として、 ①一般的なキタユウレイクラゲのストロビレーション条件と若干ちがう ➁付属器が思ったより短い、均一? 図鑑を見比べながらもしかしたらアマガサクラゲっぽいな?と、U君と話していました(ギヤマンもしっかり食べてクラゲ食がある)。 とはいえ、まだまだ特徴

          クラゲはいいよな

          ミズクラゲを見ていると、どこか懐かしい癒しを感じる。 今年のミズクラゲはたった2回のみ、採集することができました。その度に胸が熱くなりましたが、もっと採集出来たのではないかと思うと、心底ショックを受けました。 どうか、来年こそは大量のミズクラゲに会わせて下さい。 これが私の願いです。