スマホはずっとギガホの60ギガで契約しているのだけど
私はこの60ギガを使い果たしたことがない。

家にはWi-Fiがあるし、出先で動画を見ることなんて皆無。
最近はテザリングを使ってiPadを外で使うことが多くなったけれど
文章書いて投稿するくらいなのに、そんなにギガを消費するわけもなく…
今月も6ギガしか使わなかった。

ギガの無駄使いじゃない？となって
一度スライド式の契約にしたことがある。
しかし、コレ結構難点が多くて
一定ラインを超えると次の値段にスライドしていくという流れ。
いつの間にか次の値段になっている。
1ヶ月使ってみて、ギガホの時と2000円も差がなかった。
2000円の差で、私は1ヶ月「あぁ…超えてしまう…使わないようにしないと」なんて今まで感じたことのないストレスにさらされたのだ。
ストレス感じるくらいなら、払うよ2000円。

無事ギガホに戻して、安心したネットライフが再開された。

しかし、夫であるベジータさんは
『毎月1ギガを超えない』
という私からみたら意味の分からないこだわりがあって
間違って超えた日には「あぁぁぁぁぁ！！！！！」と絶叫している。

このこだわりが、ベジータさんだけで遂行されていくのだったら良いのだけど
とりあえず、一緒に出かけると私のiPhoneはベジータさんのポケットWi-Fiになる。
「スマホ」と一言。
時にはいきなり“インターネット共有“みたいな感じで画面上部にキミドリ色が出現。
家に光契約をしたのも、ベジータさんがこのこだわりを始めてから。
それまで置き型Wi-Fiを使っていたのだけど、毎月使える分を超えるので通信制限がかかって「快適に使いたいよねぇ…」とネチネチ言うベジータさんの雰囲気に負けて契約した。
お陰様でパソコンも買って上質なネットライフだけど。

周りを巻き込んで『1ギガ大作戦』を続けるベジータさん。
にゃんこ大戦争を始めてからは、よりギガとの戦いらしい。

先日、出先でWi-Fi設定をOFFにしたまま帰宅し
そのままOFFのまま家で使いまくっていた。
ふと、左上の表示を見て…背筋が凍ったらしい。そこまでかよ。

激しく落ち込むベジータさんを見ながら呆れていたけれど、そこは微塵も出さず
「家に帰ったら自動でONになる機能とかあればいいのにねぇ」
とiPhoneの性能のせいにしてみた。さすが自宅接客のプロ！！
（もちろんこれはiPhoneのせいじゃない。ベジータさんのせいだ）
これ、ベジータさんが私のどストライクのイケメンじゃなかったら成立しない理論じゃないか？

iPhone歴も7年になったベジータさんだけど
未だにYouTubeはSafariを使ってネット経由から視聴する。
アプリの存在をイマイチわかっていないのかもしれない。
バッテリーの消耗も買ってまだ2年くらいなので激しくて
“バッテリー残量が1桁になってからの充電“や“充電しながらの長時間使用“が主な原因だと思う。
それを伝えると「バッテリーは空になってから充電しないと！」と言い出した。
一昔前のバッテリー理論。よく爆発してた頃の理論だからみんな気にしないで。
色々説明するのも途中でめんどくさくなったので「そうだよねー」と返しておいた。
まぁ、壊れたら何とかするのは私だし。
今、目の前のゴリラに説明するより、壊れた時の作戦を立てておいた方が精神衛生上有益だなと思った。

いつもの通り、私達の夫婦生活は『小さな諦めの連続』だ。

ここまでくると
『どちらが夫婦生活の実権を握っているか』
なんぞ全然関係なくて
ベジータさんが「俺がこの家族を回しているんだ！！」みたいなモラ発言をしていても
『実権握ってもらってラッキー！』
と「ですよね〜」みたいな返事をするようになった。
実権なんてあってないようなものはいらない。
良い気分で仕事してもらって、子供達と私の生活が潤えばそれで良いのだ。

“かかあ天下“とか“妻が強い方が夫婦円満“とか言われるけれど…

私は、雇われている方が性に合っているので大丈夫です！！

夫婦生活は、深く考えたらストレスしか無くなる。
バカなふりはしていないけど『○○じゃなきゃいけない』は無しにした。
最近の私の口癖は
「別にどっちでも良いのだよね。自分のことは自分で決めるから」
どんなに好きで一緒にいても、自分のことは自分にしか分からない。

私は、自分が機嫌良く過ごせる方法を考えて、周りとの付き合い方も決めていく。
それはベジータさんに言えることだ。

これから先、10年20年経っても
私は機嫌の良い妻でいたいし
私達は機嫌の良い夫婦でいたいと思っている。