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ARGYLLE(アーガイル)/コメディーに全振りのスパイ映画

ARGYLLEは2024年3月1日公開の映画。
ネットで配信も始まっている(多くが有料)。
Appleが2億ドルで権利を獲得したため、Apple Oneでは無料で観られる。

Appleの資金回収は難しそう。


トレーラー

あらすじ

謎のスパイ組織の正体に迫る凄腕エージェント・アーガイルの活躍を描いたベストセラー小説「アーガイル」の作者エリー・コンウェイは、愛猫アルフィーと一緒にのんびり過ごす時間を愛する平和主義者。新作の準備を進めている彼女は、アルフィーを連れて列車で移動中に謎の男たちに命を狙われ、エイダンと名乗るスパイに助けられる。やがて、エリーの小説が偶然にも現実のスパイ組織の行動を言い当てていたことが判明。エリーの空想のはずだった世界と、命を狙われる現実との境界線が曖昧になっていくなか、敵の一歩先を行くべく世界中を駆け巡るエリーだったが……。

作家エリーをブライス・ダラス・ハワード、彼女を救うエイダンをサム・ロックウェル、エリーが描く小説の主人公エージェント・アーガイルをヘンリー・カビルが演じた。そのほか共演にジョン・シナ、サミュエル・L・ジャクソン、シンガーソングライターのデュア・リパら。

https://eiga.com/movie/100302/

雑感

前回の映画感想文からスパイものが続くが、両作品は全く別モノ。
Red Sparrow(レッド・スパロー)は、原作を元CIA職員が書いておりリアリティさを感じるところもあるが、この映画はエンターテイメント路線。

バトルシーンはダンスシーン。
リアルなシーンと主人公の妄想シーンが、パラレルに流れるファンタジー映画なのかも知れない。
 
米〜英〜仏(最初にギリシア)のロケシーンは、観ていてキレイ。
そこに妄想やダンスのような振り付けを、容赦なく放り込むところが斬新なのかも知れない。(スパイ映画として)
 
映画が半分くらい過ぎたところで「実は…」と、意外な事実が出て来るが(それを伝えるのが大御所サミュエル・L・ジャクソン唯一の演技。あとはアメラグ中継を見ているだけ)、観ていても驚きはない。
 
銃やナイフで多くの死傷者が出るが、映像的にはハエ叩きでハエを潰したくらいの軽さ。
そんなところからも、この作品がファンタジーでエンターテイメント寄りなのがよく分かる。
 
 

MOH
 
 


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