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今更ながら 『Saturday Night Fever』 を通しで観た :: 時代ものの音楽映画

サタデー・ナイト・フィーバー』( Saturday Night Fever)は、1977年のアメリカ映画。公開されてからまもなく半世紀。
TVなどで何度も放映されたと思うが、今まで全編を観たことはなかった。

たまたまプライムビデオのミュージカル映画の枠に入っていたので観てみたが、ミュージカルというより、クラッシックな青春映画。
 
ビージーズの曲が多く聴けるという意味では、音楽映画かもしれない。
2時間で6曲が流れる。

21世紀基準からすると、いろいろなものが緩くて、あらゆるものがクラッシック。
主人公は片時もタバコを手放さず、仲間と乗るセダンのアメ車にはヘッドレストもシートベルトもない。
 

 
20世紀の終わりに見ていれば「何この格好?」とか「踊りがダサ過ぎ」と思ったかも知れないが、撮影から50年近く経つと当時のブルックリンの街並みや、通りを歩く人たちの格好が、セットやエキストラだとしても興味深い。
 
年を経ると、何でも時代劇😅

この映画、言わずと知れた John Travolta の出世作。
相方の女性のその後を聞かないので調べてみた。

https://en.wikipedia.org/wiki/Saturday_Night_Fever

映画の中でトラボルタを子供扱いしていたので、どれくらい年上なのかなと思ったら、公開当時 John Travolta:23才、Karen Gorney:32才。
確かに10才離れていれば…
彼女のキャリアの中では、この映画が一番の配役だったようだ。
 

観終わったあと

ディスコ

「この映画、青春ものだったんだ」と、40年以上経ってから納得した。
 
1970年代後半、日本にも到来したディスコブームの牽引役として有名な映画で、それまでビルボードのソウルチャートカテゴリーだったダンスミュージックを、ポピュラーのカテゴリーに拡大させたという意味では当時の音楽業界への貢献度は大きかったと思う。
ただ、映画の中で音楽とダンスは白い。
この映画の配役に黒人は見当たらない(イタリア移民の物語なので仕方ないが…)。
 
20世紀後半のダンスミュージックの本流は、ソウルトレインだと思う。

どちら(Saturday Night Fever or Soul Train Line)にしても、ディスコでそんな踊りをしたら浮いてしまうし、周りから迷惑がられるわけだが😅
 

Bee Gees

この映画を思い出レベルで観ると John Travolta Bee Gees を一気にstardom へ押し上げた映画だったんだなと思う。



MOH

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