見出し画像

年初めに「バグダッド・カフェ(Out of Rosenheim)」/大人向けファンタジー

内容を知らない方は、主題歌 “ Calling You ” が有名過ぎて、物悲しい話ではないかと勘違いしそう(MOHがそうだった😅)。
ところどころに、コメディ要素を挟んだTVドラマ的な映画だと思う。


見終わるとハッピーエンディング。
内容は(設定を詰めていない)ファンタジー。


アメリカ西部の砂漠に佇む寂れたモーテル「バグダッド・カフェ」に集う人々の交流を描いたヒューマンドラマ。ドイツから夫と共にアメリカ旅行に来たジャスミンは、夫婦ゲンカの末に1人で車を降り、モハーベ砂漠にあるモーテル兼カフェ「バグダッド・カフェ」にたどり着く。バグダッド・カフェには不機嫌な女主人ブレンダら一癖も二癖もある人々が集い、いつも気だるいムードが漂っていた。しかしジャスミンの出現により、彼らの心は次第に癒やされていく。1994年には17分の未公開シーンを追加した「完全版」、2008年にはパーシー・アドロン監督がオリジナル版を再編集した「ニュー・ディレクターズ・カット版」が公開された。

1987年製作/91分/西ドイツ

https://eiga.com/movie/47884/


ロケに使われたお店は実在し、映画公開後に店の名前を Bagdad Cafe に変えたらしい。

Location
Bagdad Cafe, Newberry Springs (Location on Google Maps).
The setting, Bagdad, California, is a former town on U.S. Route 66. After being bypassed by Interstate 40 in 1973, it was abandoned and eventually razed.While the town had a "Bagdad Cafe", the film was shot at the then Sidewinder Cafe in Newberry Springs, 50 miles (80 km) west of the site of Bagdad. The cafe has become something of a tourist destination; to capitalize on the film, it changed its name to Bagdad Cafe. A small noticeboard on the cafe wall features snapshots of the film's cast and crew.

https://en.wikipedia.org/wiki/Bagdad_Cafe
https://en.wikipedia.org/wiki/File:Bagdad_Cafe._(4054050230).jpg

感想

「名作映画」らしいので、note内で検索すると多くの感想が読める。
主人公と女主人との関係、カフェに長く居る人たちの人間関係等々を深読みして解説している。

30年以上前の映画を今の基準で見ても仕方ないが、深読みするのであれば、そもそもの物語の前提がおかしいと思う。

米国へ旅行に来たドイツ人夫妻が夫婦喧嘩をしただけで、妻が砂漠でクルマを降り、歩いてたどり着いた見ず知らずのモーテルに長居する。
異世界転生ドラマなら「有り」だが、カフェを取り巻く環境は妙にリアル。
(保安官に労働許可証不所持を指摘されたりする)

21世紀に大人がゆったりと観る「ファンタジー映画」だと思う。


MOH

この記事が参加している募集

映画感想文