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Moi日記

11月18日

機縁というのか、これまで、フィンランド好きと言いつつあまり深くサーミの文化について知るきっかけを得ずにきたのだが、突如サーミの文化に触れる機会が増えてきた。不思議だが、とりあえずこういう〝波〟にはのっておけ、がマイ・ルール。

ところで、サーミというのは、スカンジナヴィア半島一帯に暮らす先住民族で、独自の言語や文化を持ち、かつてはトナカイを放牧しながらノルウェーからスウェーデン、またフィンランド北部のラップランドと呼ばれる土地やロシア北部を移動しながら生活していた。

そして、サーミの文化を理解するのに助けとなりそうなイベントがふたつ、近々行われる。来週にはフォトグラファーなかのまさきさんの写真展「サーミランド 極北のトナカイ狩り」が新宿御苑前のギャラリー「Place M」で始まるし、12月の初めにはサーミのアーティストと日本人アーティストの共演によるコンサート「サーミのうた」がある(東京公演は神谷町の光明寺)。

そうかと思えば、タピオ・ウィルッカラがサーミの文化に触発されてデザインしたナイフの美しさを不意に思い出したり……。今日は、以下にちょっとそんなことを書いてみます。

なかのまさきさんの写真展

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