見出し画像

双極性Ⅱ型気分障害コラム (その43)光を浴びる


本文を補足します。

私は双極性Ⅱ型気分障害(うつ病みたいな躁うつ病)であったとお話していますが、うつ状態の時とは、とにかく体がだるく、布団から出ることも出来ず、朝早く起きるなどとてもとても無理な状態でした。
ただ、脳科学的に言うと、うつ病(うつ状態)には朝起きはかなり良いということが分かってきています。
 
現在、うつ病(うつ状態)は脳内のセロトニンというホルモン(脳内物質)が不足してくると発症しやすいと言われています。
 
セロトニンとは精神を安定させてストレスを軽減する作用があるホルモン(脳内物質)です。具体的には、脳の扁桃体という部位に働きかけ、恐怖・不安といったストレスをコントロールしたり、ストレスを軽減して、精神をリラックスさせる効果があるホルモン(脳内物質)です。
この為、セロトニンが不足すると脳が非常にストレスを感じる状態になって、不安や恐怖を感じやすくなったり、イライラしたりします。ときには怒りを抑えきれず、怒鳴る・暴れるなどの衝動的な行動に走ることもあります。
 
また、セロトニンは「覚醒」状態を整え、脳を最適な覚醒状態に持ってきてくれる作用があります。
起床後にだんだん頭がスッキリしていくのも、朝起きと共にセロトニンが分泌され始めるためです。
 
逆に、メラトニンというホルモン(脳内物質)の量が増えてくると夜自然と眠くなってきます。
最近新しくでてきた良い睡眠導入剤はこのメラトニンというホルモン(脳内物質)の量を増やすお薬です。
メラトニンが増えないと人間は夜になってもなかなか寝付けません。
ところが、このメラトニンというホルモン(脳内物質)はセロトニンから作られます。
朝、起床してから14時間後の夕方から夜にかけてセロトニンがメラトニンに変化していって、段々とメラトニンの量が増えていって夜になる頃には眠くなってきます。
この為、セロトニンの量が少ない方は、メラトニンの量が少なく、不眠症になりやすい傾向にあります。
 
このようにセロトニンとは、気分を落ちつけたり、寝つきを良くする為にとても大事なホルモンなのですが、ではどうやったらこのセロトニンを多く作ることができるのでしょうか?
実は、セロトニンは太陽の光を浴びることで合成されます。
そのため、昼夜逆転生活や屋内にこもることが多い方は、セロトニンが作られにくくなります。
セロトニンは太陽の光を浴びると、脳内での合成が盛んになります。
十分なセロトニンを合成するには、2500ルクス以上の光を5分ほど浴びる必要があると言われています。
2500ルクスの光とは、たとえば晴れた日の朝陽があてはまります。
この為、朝起きをして、朝日を浴びる、または、朝日の方向を見る(朝日本体を直視したら網膜が焼けるのでダメですが。)だけでいいのです。
そうすると、脳の中でセロトニンがぐんぐんと製造されていきます。
 
皆さんは晴れた朝起きて、朝日が射してくるとくるとなんとなく気分が良くなりませんか?
 
また、夏の晴れた日って、なんか気分が良くなりませんか?
 
逆に、雨の日って気分が沈みませんか?
 
冬の曇った日って憂鬱な気分になりませんか?
 
つまり、原因は、強い光を浴びられないので、セロトニンの量が少なくなり、気分が晴れないからです。
 
緯度が高い北の地域ではうつ病の発症率が高くなるというデータがあります。日本の都道府県で、人口一万人あたりを対象とし,うつ病患者数の統計をとった結果、北海道が一番多く138.20人、その他の10位までに長野や秋田・岩手など寒い地域にうつ病患者が多いことがわかっています。
逆に、最もうつ病患者が少ない県は岡山県の41.06人であり北海道のうつ病患者の1/3となっています。岡山県は瀬戸内海で晴れた日が多い地域ですが、北海道や東北地方は年間日照時間が少なく、うつ病患者が多い結果となっています。
 
このように、心の健康を考えた場合に、朝起きして光を浴びることを推奨するのはとても理にかなったことなのです。
少なくとも、朝起きを心がければうつ状態や不眠というものは、かなり改善することが現代科学では分かっています。

昼夜逆転せずに、朝日と共に起きて、夕日と共に寝る準備を始める。
こういった人間本来のライフスタイルが心をいい状態に保つためにはとても大事なことなのです。
ですので、もし、酷いうつ病で起きることすらできない状態の方でない、軽いうつ病の方ならば、ちょっと無理してでも朝起きをされて、散歩をしたりして生活サイクルを整えられることを推奨したいと思っています。

このように朝起きは人間にとってとても重要なことだとわかってきておりますので、こういった生活を心がけて行きたいものです。

本文は、以下から抜粋しています。
うつ病が治らないと思っていた。でも双極性Ⅱ型だとわかったら良くなった!!: 双極性Ⅱ型気分障害は、この治療で良くなります! | もいちゃん | Kindle本 | Kindleストア | Amazon 

**************************************************
(その43)光を浴びる
 
みなさんは、朝起きてカーテンを開けたら晴れていたらどう感じますか?
逆に、朝起きてカーテンを開けたら雨が降っていたらどう感じますか?
やはり、明るい方が気分がいいと思います。
 
人間は、生物学的に朝日と共に起きて夕日と共に眠るのが一番いいものです。
まず、起きている時間帯は、部屋を明るくして、天気のいい日は外に出て日光浴をしながら散歩して、光を一杯に感じるといいかと思います。
気分がきっと変わるのを感じると思います。
筆者は夏になると日照時間が長くなって、なんとなくワクワクします。

人間は2500ルクス以上の光を浴びるとセロトニンの分泌が促進されるというデータがあります。
セロトニンが不足するとうつ状態になるといわれていますから、日光を浴びればうつ状態の抑止力になるということがわかっています。

北欧では、冬になると太陽が出ている時間が短くなり、緯度が高い地域は太陽が一日中でない時期もあります。太陽の光を浴びることができないので、北欧特有の季節性うつ病が発生しているそうです。

その治療用に2500ルクス以上の光が出るライトが発売されています。筆者も試しにそれを買いました。朝起きが辛い時にライトをONにして光を浴びると、起きるのが比較的楽になりました。
 
規則正しい生活をして、太陽の光を浴びる生活習慣を身に付けたいものです。

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?