新年、反省

2024年の幕が開けた。

2023年を振り返って思うのは、「1年間無駄にしてしまった」ということだ。
2022年の大晦日に、僕はこのように抱負を述べていた。

ところが、実際には2023年もTwitterでのレスバに終始してばかりで、noteでの発信やフェミニズム関係の読書はほとんど進まずに終わってしまった。
買った本は積読ばかりで、1冊も読了できずに終わった。

しかも、その2022年でさえ、2021年の反省も活かすことができていなかった。

結局、楽な方に流されてしまったのである。

確かに読書は(少なくとも僕にとっては)Twitterよりも気合がいる行動だし、読んでいる最中で退屈になってしまって投げ出したりもしてしまった。

だが、これが良くなかった。

とにかく、フェミニズムについての知見を深めたり、リアルでフェミニズムをテーマとしたアクションを起こしたり、同志と共に行動したりといった行動をほとんどしてこなかったのである。
しかも、これらはアクティビストとしては核心的な部分である。
すなわち、僕は単なる「Twitterで叫ぶだけの人間」になってしまい、そのまま2年もの時間を費やしてしまったのである。

確かに2022年は避妊失敗でパートナーに緊急避妊薬を処方を受けてもらう痛い体験もしたし、自民党本部前での当時の五輪相の女性蔑視発言に反対するデモ活動に参加したし、2023年には入管法改悪反対デモにも参加した。性教育のイベントにも参加した。
だが、それで終わりだった。
それ以上の行動に移そうにも、どう動けばいいかわからないまま、やることはレスバばかりだった。そしてそのまま時は過ぎた。

なぜこうなってしまったのか。
原因を振り返り、反省し、今後向かうべき方向性を定めないことには、アクティビストへの脱皮は不可能だろう。

ならば、今やろうじゃないか。

原因1:世の中を変える積極的なアクションを起こそうとしなかった

最も大きい原因であるが、掘り下げていくと根深い問題である。
確かにフェミニズムを知り、少しずつ学び始めた頃には今よりもガッツがあったと思う。
将来は議員になって、世の中を変えていこうとすら考えていた。

しかし、それ以上の具体的な内容には発展しなかった。とりあえずTwitterで声を上げはしたものの、漠然としたままであった。

これではまずいとようやく危機感を身にしみて感じたのは、2023年末のことであった。

原因2:貴重な出会いを無駄にしてしまった

Twitterでツイートしていく中で、またマッチングアプリで出会った中で、自分に興味を持ってくれたフェミニストがいた。
一人はTwitterで興味を持ってくれた人で、一緒にゲームをする仲にまでなった。そして実際に会うにまで至った。

しかし、当時の僕は「共闘する同志」というよりは「相手探し」を主の目的として捉えていたため、齟齬が生じ、結局それ行こう会うことはなく関係性が進むことはなかった。

もう一人は、マッチングアプリで出会った人だった。ある団体の代表をしていて、リプロダクティブ・ライツにも強く関心を持っている人だった。実際に会ってカフェに寄った際、彼女に頼まれて経口中絶薬の高価格設定に反対し、説明を求める内容のメールを日本産婦人科医会宛に送ったほどである(これについては僕も同様に反対の立場だったが、メールを送ろうとまでは思っていなかった)。
ところが、彼女は「セックスのパートナーを探している」とプロフィールに公言していたため、自分の頭の中は9割がそのことでいっぱいになってしまい、先走ってしまったのだ。
冷静に考えると初日はお茶だけして、後日に双方の同意でセックスするべきだったが、初日からネットカフェに行こうと言ってしまった。相手は応じたものの、僕が服を抜き出すと「怖い」と訴え、ここで僕は中断することにした。
しかし、これが痛手となり、それ以上の関係の進展は「共闘する同志」としてもしなかった。

さらにもう一人マッチングアプリで出会った人がいた。彼女ともゲームをしたり、通話するなどして仲良くなり、実際に会った。
ところが、相手が遠方在住であったこともあり、なかなか次回会う予定に繋がらず、そのうち相手が別のパートナーを見つけてしまったことで「共闘する同志」としての熱量も小さくなり、関係性は薄いものになってしまった。

このようにして貴重な出会いを活かせなかったことは、もう一つの理由に繋がる。

原因3:同志との出会いに受動的な姿勢を取り続けた

とにかく、団体にジョインして同志と共闘し、共に社会を変えていこうという姿勢を取らなかった。
これは、Twitterやマッチングアプリ経由での出会いを無駄にしてしまったことで、相手からの誘いを受けることもなく、また自分自身が「どのようにしてフェミニズムをリアルで実践すべきか」をわかっておらず、また団体にどのようなものがあるか、団体のメンバーに加わる方法も知らないままに時を過ごしてしまったからである。

結果として、全体的に独りよがりなものになってしまい、挙句の果ては読書ではなく知見を深めるのではなくレスバで時間を浪費する結果になった。

原因4:適切な情報発信を怠った

これは、読書などのインプット不足に起因するものである。インプットが不足しているため、発信できるような情報が限られ、内容も効果的なものではないものばかりになってしまった。
当初は「男性として、同じ男性にもフェミニズムによって救われた体験を味わってほしい」という気持ちがあったのが別物のようである。

というのも、様々な面で男性の嫌な面を見るにつれ、ミサンドリー傾向が強まってしまったためである。
ならば逆に男性を啓蒙しようとはしないのか?と思うかもしれないが、確かに啓蒙はした。でもTwitterでの発信止まりで終わってしまった。

なんとなく「これでいいのか」という気持ちはあったが、配達に追われる日々とその他のやることで忙殺されたり、読書をする重い腰が上がらなかったりで放置していた。そうしているうちに2年近い月日が経過してしまったのである。

(以降執筆中)

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