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キャンプinユタ州中央部(3)〜とか言いつつコロラド編

前記事、写真暗めであんまり変化が分からなかったかもなぁ・・・と反省しつつ。2日目のコロラドに入ってからの記録です。

州境から東側(上の図の右)方面へ向かいました。
この州境を越えてから・・・

さて、通っていた道は州道なのですが、コロラド州に入ったらいきなり道がガタボコに。。。。まぁ、ユタ側は観光客がお金を落とすモアブの周り、一方のコロラドは地元住民の為、くらいなのでかけられるお金も違うんでしょうけれど。。。ただ、景色は素晴らしかった!

カーブを曲がるたびに「うわぁ」とため息が漏れてしまうような景色が広がります。
また断層が見える緩やかな山の上(メサトップ)的な風景が出てきました。ただ断層の色からみても今までと全く違うところ、というのは明らかです。
ぱっと大地の(岩の)色が変わります。こんな風に目まぐるしく変化する大地の色、景色に時間を忘れながら前へ、前へ。
突然視界が開けて大きな盆地エリアと見事な地層が現れる山肌が。この坂を15分くらい下りていきました。
きっと豊かな土地なんだろうなぁ、と思う色。でもきっと冬は厳しいんでしょうね、このエリア。降雪もかなりでしょうし。
道は大きくU字にまがるのですが、このあたりは「パラドックスparadox」と呼ばれる地域のようです。命名センスがすごい。
やっと麓の村に。この辺でお昼を、と思っていたのですが残念な事に「車やバイクを停めて、私達が座れるような日陰がない」のです。まだ日射しは殺人光線という感じの9月頭、日陰なしの場所でランチ、とか、あまり嬉しくない。地図上で数マイル先にベッドロックという小さな町の名前を見つけ、「そこなら休憩できるガソリンスタンドとかあるかも」と、とりあえず進みます。
お、なんか可愛い家が?とおもってスピードを緩めました。どうやらこのあたりがベッドロックらしい。この可愛い家の道の反対側に・・・
なんともいい味を出してる寂れた(とか言っちゃいけないか・・・)ガスストア。以前ルート66のロードトリップをして以来、こういう味のある古びた建物とか大好物になりました。
そしてそのとなりにはスクールバスの停留所〜!?めちゃくちゃ可愛いんですけど。夏場なんてこの日陰なしには待つのはキツいでしょうしね。
あまりに可愛くて方向を変えて何枚も撮ってしまいました。向こうに見えるおうちとかに、就学年齢の子供さんとかがいるんでしょうか。
ガソリンスタンドとしてはやっていないようだけれど、この寂れた感じがサイコーです。お店はこの日は閉まっていて、左手の木の陰にピクニックテーブルがあったのでそこを使わせてもらって持参したランチでお昼にしました。ちなみにこのお店が開いていたら「そこでお昼を食べてもいいよね」と話していたんですが・・・だって、アンガス牛のバーガーが$4.95とか!ですよ!!!ほんと、開いてなくて残念だった。
さて、腹ごしらえしてからは車の運転を交代したので(息子→私)停まったときくらいしか写真は残っていません。ここに来るまでの道もいい感じで、ロードレーサーに乗っているグループなんかもいくつか追い越してきました。天気も時々日の陰る、暑すぎない好条件。そうやって進んだ先にこの古い鉄橋を発見。昔は大事な道の一部だったのでしょうね。今は通行止めになっていました。残念。
しばらく進むと大きな駐車エリアと、その目の前に青い鳥が描かれていて・・・なんだなんだ?と停まってみることにしました。(この青い鳥の意味は不明・・・なんだったんだろう。でもめちゃかわいい)
Hanging Flume Overlook(ハンギング・フルーム展望台)でした。ハンギングフルームは、コロラド州のドロレス川に建てられたオープンウォーターシュート(落とし樋(ひ))でワールドモニュメント(世界中の歴史的建造物や文化遺産)に指定されています。
金の採掘を容易にするために1880年代に建設された水路で、その会社が倒産してからは水路は放置されて、その一部は峡谷の壁に付着したままですが、木材の多くは消えています。Wikipediaの説明はこちら(英語)。
実はさっき写真を拡大してようやく「あ、これか!」になったのですが・・・崖の中央部に影をおとしているのがハンギングフルーム。こちらのページの写真にあるような「こんなものか」がわからないと、見えにくいかもしれません・・・
反対側をとった写真にも、ちゃんと写ってました。肉眼でははっきりみえないくらいの高さ+遠さだったんですけれどね。
それにしても素晴らしいゴージ(峡谷)です。
ハンギングフルームのあたりから天候が怪しくなり始め、とうとう降ってきました。それもけっこうな強さで。バイクのオット、可哀想になぁ(車にタオルとか着替えとかは乗せていたけど)。でも同時に、雨の中のこの風景もすばらしいな←能天気。
存在感がすごい。
少しだけ空が明るくなってきました。まだまだ雨が強いけれど・・・
前方遠くに小さな町が見えてきました。経由地として調べていたゲートウェイという町のようです。ここに大きなリゾートホテル+ミュージアムがあったので、休憩にしようと話していたのですが・・・
ホテルは素晴らしいんだけど、残念ながらミュージアムは2-3週間前に閉鎖になっちゃったらしく。ホテルの人が親切でトイレを使ってもいいといってくれました。なかなか素敵なところ(周りも素晴らしい景色!)で、何もしないバケーションにくる、っていうのもいいなぁと思ったら、さすがに冬季は閉まっちゃうんだそうです、雪が深くて。まぁそうだよね。

でもほんとに素晴らしいエリアのリゾートだったので(しかもリゾートなのに日にちを選べばそんなに高くない)リンクを貼っときます。チラ見だけでも。このサイトの写真、ぜんっぜん盛ってないんですよ?そのくらいすごい景観のところでした。

その後グランドジャンクションという町で車を充電した後、90マイルほどI-70を西に戻ってキャンプ場へ。
さすがに6時間以上のツーリング、オットは疲れたようでしたが、本当にすてきなシーニックドライブで、最高の一日になりました。

夕飯のあとはもちろん焚き火を。
普通に星が落ちてきそうなほど見えます。

明日はキャンプを片付けて帰宅です。

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