きょうね、けんかしてきたよ
だ、誰か!この中に「大丈夫」って言うのが得意な方いませんかー!私に大丈夫を!優しさ純度100%、無責任かつ愛ある「大丈夫だよ」を下さいーーー!!
子育てが日々刺激的すぎる。我が子が赤ちゃんから子どもになった。それに伴う我が子の人間関係に親の私が動揺している。ほんとガタガタ震えてる。日々オロオロしてる。なんなら毎朝ちょっと吐きそう。オロロロロ。
1週間でこうも変わるのか。
おそるべし、保育園の年少さん。
1〜2歳の集う未熟児クラスとは面構えが違う。
動揺しきる親を尻目に、さもありなんとでも言うような顔で話し始める110センチのニュースを聞いてほしい。
もう正直、1人じゃ、受け止めきれないんだって。
1日目 きょうけんかしてきたよ
「けーくんとまさくんとケンカしたの」
ん?2人がケンカしたの?
「ううん ぼくも。」
えええ!そうか。なにがあったの?
「お給食の時に早く食べるケンカしたの
まさくんがいちばんで次がけーくんで次がぼく」
ケンカってバトルのことかあ
みんなで競争したんだね。
「うん、でも、けんかなの」
ほう、けんかしたの。
「ふたりがぼくのこと負けっていうの
ぼく負けてないって言ったら
ふたりが負けだよってけんかした」
あーーーーーーそうかあーーーー!
きみ負けるの嫌だもんねえ。
「うん。このカレー美味しいね。」
わあ良かった。ココではゆっくり噛んで下さいね〜
かけっこでみんな優勝を認めるタイプのぼうや。誰も悪くないんだけど、全員の気持ち分かるから心苦しい・・・。
むしろ早食い競争なんて
全員きちんと先生に叱られたらいい。
ちびっこめ、ちゃんとよく噛め!
それしか、私には、言えん!!!
2日目 帽子をずらされる息子
今日はどうだったのかしら、と
ドキドキしながらお迎えに行く。
いかにも心配そうな動きで
いそいそと教室を覗き込む。
すると飛び込む帽子姿の我が子。
顔は見えない。帽子を深く被っている。
いや、お友達に帽子のツバを押さえられ
何度も何度も深く被らされている!!!
直しては帽子をズラされ笑う彼ら。
こ、これはもしかして、イジメ?!
ドキドキいそいそしていた私
ハラハラしがらオロオロと我が子に聞く。
ぼ、帽子であそんで、たの・・・?
「うん!あはははは!面白かったあ」
おやおや
ご本人様は笑ってらっしゃる。
本人がハマっているならまあ
いいの、か・・・?
とりあえず話を聞いてみる。
そうかあ、楽しいよねえ。
きみもみんなの帽子やったの?
「ううん、嫌って言うからやめた」
え なんだって?
「ううん、嫌かなあって思って。
みんな笑うかなあって僕わかんなかったの。
だからやめた。」
ええええーーーーぼうやーーーー!!
人の気持ちを考えるの?
優しい!すごい!かっこいい!!
保育園のお話いっぱいしてくれてありがとう。
ママすっごく嬉しいなー!またしてねー!
うん!へへへ〜
最後、保険をかけて打った布石に無邪気な可愛い笑顔が返ってきた。あれほど手に入れたかった「大丈夫だよ」は優しく可愛い我が子がくれた。
彼自身が楽しいと言う限り親の出る幕はたぶん無いし、きっと子どもの関係に急に親が出るのは迷惑だ。
ただ、それが『遊んであげている』になってしまうと、悲しい事もあるかもしれない。そんな時はやはり1番に気付いてあげたい。気付くためにはぼうやとの会話が唯一の頼みの綱だ。
例えこの場で良い事言えなくたって、この『話を聞く習慣』だけは崩しちゃいけない。そんな固い決意みたいなものが私の胸にコロンと転がるのを感じた。
人生何回目だってほど良いやつな彼に
何を言うのか言わないのか悩んだが
ひとつだけタネを撒いておこうと思った。
もしね、お友達と遊んでいて
いやだなあと思う事があったら
その時は嫌だって言えばいいんだよ?
「うーん。ううん、言わない。
嫌な事でもね、みんながやってたら
僕もやりたくなっちゃうの。」
うっわ〜〜〜
その気持ちママも分かるううう!!!
みんなが虫見てたら見たいもんなあ。
「だよねえ?うふふ」
ぼうや先生に頭が上がらない。前世がアイスのハズレクジであろう私は全く何も敵わない。
わかるう。そなの?
そういうのママもあるよ〜!と
共感したり話聞くことしかできない。
理詰めでも優しい声色でもいい
どなたか最上級の「大丈夫だよ」で
私の心と言動を鎮めていただけないだろうか。
子育て マジ 刺激的すぎるって
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