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#包括的性教育 文部科学省の教職員向けガイドラインに関するレポート(PDF付き)

「性同一性障害や性的指向・性自認に係る、 児童生徒に対するきめ細かな対応等の 実施について(教職員向け)」(全12頁)についての感想文。

原文

🎁プレゼン用PDF(ご自由にダウンロードしてお使いください)



①語句の使用頻度

② 図から見える問題点

・やがて同性愛者に育っていく子供に焦点が当たっていない。

「性同一性障害や性的指向・性自認に係る、児童生徒に対するきめ細かな対応等の実施について」とタイトルでは謳われているが、「性同一性障害・性自認」に記述が大きく偏っている(図a.b.)。 将来的に成人同性愛者に育っていく子供に焦点は当たっていない。
 対応実施ガイドライン7ページの「5」には「性自認と性的指向とのいずれの違和感である かを該当する児童生徒が明確に自覚していない場合があることも指摘されています」と、 記載されている。
 同性愛嫌悪(ホモフォビア)の強い地域や個人では、とある個人が同性愛者で ある現実を迂回するために「男に恋する者は女」「女に恋する者は男」という理屈で性自認を推挙する傾向にあり、性自認思想が同性愛者に対する事実上の「矯正療法」に使われている現実に注意を払いたい。(少年に向かって「お前は◯◯ならば男ではない」と言い聞かせる/少女に向かって「お前は◯◯ならば女ではない」と言い聞かせる...等。) 
 LGBTの子供を本気で保護するならば、仕草や言葉遣いが異性に類似しがちな同性愛傾向にある子供への「虐め・虐待」をまずは抑制すべきではないだろうか。

参考資料①
イランにおける同性愛と性別適合手術
イランでは、法律で同性愛が禁止されているが、性別適合手術は1979年のイスラム革命のリーダーであったホメイニによって合法化されていて、法的な性別の変更も可能である。手術はこの数十年で受けいれられてきており、トランスジェンダーの人口も多い。その一方で、イランの医者の 中には以前、同性愛を「治す」ためにイラン人の同性愛者が性別適合手術を強いられていたと話す者もいる。

参考資料② イランが性適合手術の拠点となる理由


・性別は法律が決定するものではない...という現実の曖昧化。

・「性別」という語句は15回ほど登場するが、
 「性別」の定義はどこにも記載されていない(図c.)。
・「戸籍」という語句は10回ほど登場するが、その8割が
 「性別」を「戸籍上の」と修飾する用途で使われている(図d.)。

・性別(sex)は、自然の摂理により決定される。

 性別は人為による社会的構築物では無い。医者は生まれてきた赤ん坊の外観を観察し記録する。決して「性別を割り当てる」など行っていない。性器の外観が曖昧な新生児が誕生した場合(性分化疾患)、遺伝子や内性器などの検査を経て、配偶子(精子/卵子)の 生産機能の違いを基準に男女の区別が科学的に判定される。ところが、このガイドラインでは「戸籍上の性別」という語句が多用されている反面、性別についての定義は一切記されていない。 上記で簡略的に述べたように、性別とは生物学的な現実であって、イデオロギーの関与するところでは無い。そして戸籍とは本来、己の感じ方や確信を記載する書類ではなく、 冷徹な事実のみを記録するものであるはずだ。つまり、このガイドラインは「戸籍とは、 割り当てられた性別が記載された仮の登録書」に過ぎず「真の性別は性自認にある」という主張を存分に含ませたジェンダー・イデオロギーの布教に励んでいる冊子とも言える。

参考資料③


 性自認の「性」は「ジェンダー:性役割」であって「性別:sex」ではない
点に 留意して頂きたい。ジェンダー・アイデンティティ(性自認)とは、常に「性役割への帰属意識/指向」でしかない可能性を残しており、「やむにやまれぬ身体への違和感の持ち主」というトランスジェンダー神話は再検討に値する。


脱トランス者からの警告

クロエ・コール(19)。
2023年7月27日の米国下院司法委員会公聴会での証言より。
「私たちは12歳の子供たちに向かって、君は間違って生まれてきたのだから自分の体を拒絶し、自分の肌に違和感を感じるなど当然だと言うのを止めなければなりません。私たちは、着る服や聴く音楽を選ぶかのように思春期も選べると、子供たちに教えることを止めるべきです。思春期は大人になるための通過儀礼であって、緩和されるべき病気ではないのです。」

ルカ・ヘイン(21)。
独立系メディアのインタビューにて。
「性同一性障害(性別違和)が成人期まで続くかどうかを知る最良の方法は、ただ子供を成長させてやればいい…ということ。なぜなら、その手の沢山の子供たちは、そういった状態から抜け出して、多くは成長するにつれ同性愛者や性役割が嫌いな人になっていくだけなんですから。」

 クロエとルカの両名は、未成年時代に両乳房切除手術を受け、思春期ブロッカーや異性ホルモン接種による男性化を経験した後、トランスジェンダーである事を辞めた女性たち。共に早期更年期障害とも呼べるような症状を身体に抱えている。

 こちらの男性Seth.Wは、匿名でメッセージビデオをTwitterに投稿し、声変わりを経ていない声で次のように警告した。
(現在、トランス活動家から攻撃を受けて動画は削除)
「これが成長前の思春期に人間をトランスさせた時に起こること。」「僕はこう教わったんです。年齢を重ねれば君は男性的になる。どうせトランスするなら彼らのような男っぽいトランスになるなんて絶対にやめておけと。」「彼らは暗示に罹り易い若くて弱い人たちを、若いままトランスさせているんです。

参考資料④ 上記3点のインタビュー動画


③ 教員向けガイドラインの問題点

P.1:同性愛・両性愛の記述は下記の1行のみ。
 ほぼ全て、性同一性障害の説明に当てられている。

P.4:社会的トランスを勧めている。
 社会的トランスとは、本人の意思によって性自認を公に明かし、性自認に添った待遇を他者に依存することこれにより、自己のプライドに賭けて後戻りできなくなり、不必要な医療的トランスに進んでしまう子供もいる。また「他の児童生徒への配慮」を謳ってはいるが、女子運動部に生物学的男子が混入すれば、女子が一方的に迷惑を被ることは論を待たない。

P.6:
①個人の趣味指向をもって、性別違和に注目させている。
②性別を「戸籍上の性別」とし、生物学的性別の存在を軽んじている。
他者の服装や髪型等の自己表現をみだりに揶揄しないことは基本的な生活マナーであり、目を引く当該学生の「障害」や「性自認」を疑う必要は全く無い。

P.7~8:学校内外のサポートチームには、差別者呼ばわりされること無しに、性自認思想に反論する自由は確保されているのか。
 性別違和を伴う深刻な精神障害をトランスジェンダーのカテゴリに入れるべく誘導的な眼差しで取り扱っていないか冷静に判断するスキルは、一体どのように磨くのだろう。それは一般的な教師には荷が重過ぎはしまいか。また、サポートチームのメンバーがジェンダー・イデオロギーに感化されて偏った指導を行った場合、それを止めるべく介入する自由は、他のメンバーに保証されているのだろうか。

P.9:当時者団体は、あくまでも当事者の集まりであり、
 医学・科学・教育の専門家では無い。

 どのような類いの当時者にも言えることだが、当事者とは痛みを抱えている最中、 または克服後の当人であり、冷静な見識で学びを伝える教師であるよりも、聴衆の感覚に訴える語り部であることが多い。そのことが有効に働く場合もあるだろうが、必ずしも正しい情報を伝える者であるとは限らない点、留意されたい。

④関係者の発言

参考資料④

思春期ブロッカーを推奨
にじーずと懇意


・「にじーず」の代表は遠藤まめた氏

#どこへ行くのと聞かれたら
身体への影響も残りません

・思春期ブロッカー(二次性徴抑制剤)

(注:カロリンスカ病院では未成年への使用が中止となった薬剤)
 短期的には、思春期ブロッカーは、頭痛、ほてり、体重増加、疲労感、気分の落ち込み、不安など、様々な副作用をもたらす可能性があり、これらはすべて、すでに苦痛を感じている子供や若者の日常的な機能をより難しくする可能性がある。短期的な骨密度の減少はよく知られている副作用だが、長期的な筋骨格系への影響についてはデータが乏しく、結論は出ていない。思春期のホルモンの急増に伴う身体的、心理的、生理的、神経化学的、性的な変化に子供や若者が晒されない場合、発達、成熟、認知に未知の影響を及ぼすことが挙げられる。思春期は、脳の構造、機能、結合性が大きく変化する時期であることが知られている。この時期、脳はいくつかの結合を強化し(髄鞘形成)、他の結合を削減する(シナプス刈り込み)。また、意思決定、感情のコントロール、判断力、計画性などを司る前頭葉の機能が成熟し、発達する。動物実験では、この発達の一部は「思春期の性ホルモン」に支配されていることが示唆されているが、ヒトにおいても同様であるかは不明である。もし、思春期の性ホルモンがこれらの脳の成熟過程に必須であるとするならば、この過程が生じるにあたって重要な期間が存在するのか、もしくは、エストロゲンやテストステロンが後から導入されても追いつくことができるのか、という二次的な問いを提起している。(キャス博士の報告書より抜粋)

参考資料⑤ キャス・レビュー原文
https://cass.independent-review.uk/wp-content/uploads/2022/03/Cass-Review-Interim-Report-Final-Web-Accessible.pdf

追加資料

以上 2023年8月6日

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