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カメラ装備過剰問題

最近のフォトウォークの流れとしては、まず、LEICA M10-Pでウォーミングアップしつつ構図や光環境をチェックします。この時、併用するフィルムカメラのISO感度と設定を合わせることで、露出の感覚を掴みます。デジタルなので、枚数を気にせずリズムに乗ってバンバンとシャッターを切ります。

体が温まってきたら、LEICA MP 0.72での撮影に移ります。LEICA M10-Pで露出の感覚を掴んでいるものの、フィルムは少し露出高めにします。また、必要であれば単体露出計で露出をチェックします。だいたい使うのはモノクロームフィルムなので、光と影を意識しながら一枚一枚丁寧に撮ることを心掛けます。一枚撮るごとに撮影記録をメモするので、1回のシャッターごとの時間が掛かってしまいますが、私にとって面倒ではなくフィルムを味わう心地よいタイミングとなっています。

中判フィルムで撮りたいモチベーションが湧いてくれば、最後にPlaubel Makina 670で1枚か2枚撮ります。このカメラでは、LEICA MP 0.72よりもさらにじっくりと腰を据えて構えて撮ります。内蔵露出計はあるものの単体露出計での露出チェックは必ず行い、時間をかけてシャターを切ります。もちろん撮影記録もメモします。これを面倒な作業と捉えるのか、写真を撮る醍醐味と捉えるのかは、人それぞれだと思います。

Barber shopでは、カメラを並べて順々に撮影してきます。

この流れが今の私にとって最適解になっていますが、持ち歩くカメラ機材が3台となり過剰気味です。本来、フォトウォークは機動性を上げるため、カメラ1台、レンズ一本が理想的です。それが欲張りすぎてできないのです。LEICA M10-Pのデジタルならではの利便性、LEICA MP 0.72の35mmフィルム写真の味わい、Plaubel Makina 670の中判フィルム写真のクオリティと、どれもが捨てがたく絞れません。

この根本的な問題は、Plaubel Makina 670が中判カメラとして非常にコンパクトであることです。愛用しているカメラバック、WANDRD ROMA SLING 9Lにライカ2台とPlaubel Makina 670が一緒にすっぽりと収まってしまいます。そのため、カメラバックに入るならば持っていこう、という感じです。
フォトウォークする時間は、カフェタイムを入れて長くても3時間程度です。それならば苦になりません。

カメラ以外では、単体露出計、Plaubel Makina 670に使うPeak Designのストラップ、予備フィルム(120フィルムケースですが、これに35mmも入れています)、予備バッテリー、撮影記録メモ帳、ペン、リーディンググラス(老眼鏡)などバックに入れています。必要であれば、外部バッテリーも入れる時があります。

当面、過剰装備のフォトウォークが続きそうです。


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