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OLD CAR CITY <Plaubel Makina 670>

中判フィルム、恐るべし!昨日、Plaubel Makina 670で撮影した写真をスキャンしたら、いやいや素晴らしい。何が素晴らしいかというと、繊細なディテールと立体感のハーモニーです。これは癖になります。

まずスキャンですが、普段使っているスキャナーPlustek OpticFilm 8200i SEは、35mmフィルム専用のため、ブローニーフィルムはスキャンできません。そこで、引き伸ばし機のIntrepid Compact Enlargerを使います。これは、引き伸ばし機だけではなく、スキャナー機能もある優れものです。レンズマウントと蛇腹のパーツを取り外して、LEDライトだけにすればフィルムスキャン用のライトテーブルになります。120フィルムの各フォーマットのホルダーも用意されています。

スキャンに使ったカメラはCANON EOS 5D Mark IVとEF 100mm f/2.8L Macro IS USMです。EOS R6と悩みましたが、とりあえず画素数が大きいカメラを選びました。RAWで撮影してAdobe Lightroom Classicで現像します。
さて、撮った10枚を撮った順に全て掲載させていただきます。

記念すべき最初のショット。立体感に驚きます。f2.8  1/250
ディテール表現が素晴らしい。中判カメラは、f5.6でも被写界深度が浅く十分にボケます。f5.6  1/15
35mm換算だと画角が40mmになります。汎用性の高い画角です。f5.6  1/15
背景の木々にも奥行き感があって感動。f2.8  1/125
これはフラッシュを使って撮影。全体的にフラットになって失敗。フラッシュの使い方をもっと勉強したい。f11  1/60
久しぶりのTri-Xですが、適度なコントラストが心地よいです。f5.6  1/30
リフトアップしたまま時間が止まった車たち。f5.6  1/30
運転席から木が広がるように生えているのが印象的。f3  1/250
ジャンククラシックカー好きにはたまらない場所です。f3  1/250
このボケ感は癖になります。f2.8  1/250

最後のショット以外は三脚を使って、じっくりと構図を決めて撮影しました。Makina 670は手持ちでフットワーク良く撮影するのが向いていると思いますが、今回は初めてなのでじっくりと被写体とカメラに向き合うことを心掛けました。

今回は、Tri-Xだけではなく、ポジフィルムのEKTACHROME E100でも撮影しているので、現像が仕上がるのが楽しみです。カラーフィルムは数本撮りためてThe Darkroomに発注するので、見るのは1ヶ月くらい先になると思います。

カメラ:Plaubel Makina 670
フィルム:KODAK Tri-X
現像液:Kodak HC-110 希釈率H
停止液:水
定着液:TF-4 ARCHIVAL RAPID FIXER
水洗:水
水滴防止剤:Kodak Photo Flo 200
スキャン:CANON EOS 5D Mark IV / EF 100mm f/2.8L Macro IS USM / Intrepid Compact Enlarger
出力:Adobe Lightroom Classic


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