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【ネタバレあり】惑星カロン 感想

こんにちは、卯月です。
今回は、書評を書きます。

本は、初野晴(はつの せい)さんの「惑星カロン」(KADOKAWA・角川文庫)です。ハルチカシリーズ5作目です。

ネタバレがありますので、まだ読んでいない方・今読んでいる人はご注意ください!


あらすじ

喧噪の文化祭が終わり3年生が引退、残った1、2年生の新体制を迎えた清水南高校吹奏楽部。上級生となった元気少女の穂村チカと残念美少年の上条ハルタに、またまた新たな難題が?
チカが試奏する“呪いのフルート”の正体、あやしい人物からメールで届く音楽暗号、旧校舎で起きた密室の“鍵全開事件”、そして神秘の楽曲「惑星カロン」と人間消失の謎⋯⋯。笑い、せつなさ、謎もますます増量の青春ミステリ、第5弾!
(裏表紙のあらすじより引用)

感想(ネタバレあり)

初野晴さんの作品です。初野さんは2002年、「水の時計」でデビューされ、代表作は、このハルチカシリーズです。
ハルチカシリーズは、2015年に漫画化、2016年にアニメ化、2017年3月に映画化と、何度もメディアミックスされています。
この本はハルチカシリーズの5作目で、1作目は「退出ゲーム」です。

これまでの登場人物が多く登場しました。名前だけの登場ということもあれば、ストーリーの根幹に関わってくることもありました。

個人的に好きなのは「ヴァルプルギスの夜」。オチがまさか、薬物がらみだとは思いませんでした。
というか、魔女がほうきで空を飛ぶ理由が薬物でラリった人の幻覚だと初めて知りました。

ここまで読んで分かったことは、「このシリーズに本当の悪人は登場しない」ということです。悪として描かれる人物でも、どこか憎めないような。そんな人物ばかりの温かい世界でした。

書誌情報

惑星カロン
著者   初野晴(はつの せい)
出版社  KADOKAWA
レーベル 角川文庫
ISBN 978-4-04-105199-3
定価   800円+税(税込880円)


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