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合理的配慮?わがまま?

皆様こんにちは
Mojoの産業医 木村祐子です。

2月も後半戦になりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
前回のnoteにも書きましたが、お休み明け、うまく業務に乗れなくて苦しんでいる方はいらっしゃいませんか。
まずは、生活リズムの見直しと、出来ることから一歩ずつです!

さて、ここ最近東京は大変乾燥した日が続いていますね。私も加湿器をつけたり対策をしていますが、加湿器はフィルターのこまめなお掃除が大切です。そして、こまめな水分補給です!私は、コンビニに行って色んな種類の水を選んで飲むことにハマっています。
外からだけでなく、中からも水分たっぷりにし、乾燥に打ち勝ちたい!見た目も中身も潤いのある女性って素敵で憧れます。

合理的配慮とわがままの違い

さて、本題です。
今回は、合理的配慮とわがままの違いについて考えてみました。

さっそく結論ですが
「相手のことを考えているかどうか」
がその違いだと考えられます。

合理的配慮・・・相手のことを考えてる主張
わがまま・・・自分のことしか考えてない主張

そのことについて「合理的配慮」という言葉の意味から考えてみます。
合理的・・・「道理や論理にかなっているさまのこと」
配慮・・・「よい結果になるように、あれこれと心をくばること」

これを「仕事」上で考えると、「仕事を円滑にすすめるために(良い結果)、会社側から心を配ってもらうこと」これが合理的配慮ということ。

例えば、
聴覚過敏があるので、業務中のイヤホンの着用を許可してください。
これは、合理的配慮でしょうか。わがままでしょうか。



正解は、


合理的配慮です!
仕事をするという目的のためにイヤホン着用について配慮しているからです。



では続いて、
監督者が嫌いだから、作業部屋を変えてください・
これは、合理的配慮でしょうか。わがままでしょうか。

正解は


わがままです。
仮に、「監督者」が他にいないような事業所だとしたら、これは「仕事を円滑に進める」という目的を達成することができません。
あるいは、「部屋を変える」ことで、この人は仕事を円滑に進められるかもしれませんが、これを認めたら会社は他にもそんなことを言い出す人に部屋を用意することになります。
これじゃあ、まるで部屋を準備するのが仕事の様です。本末転倒ですね。


まとめると、
1問目は、「相手の事も考えた主張」です。
合理的配慮が「仕事を円滑に進めるため」であることを理解し、相手に求めるだけでなく「自分でできること」を伝えています。
相手への配慮が伺えます。

一方、2問目は「相手の事を考えてない主張」です。
「仕事のため」というより「自分が気持ちよくいるため」の主張に聞こえませんか?
「相手に求めるだけ」で、言い方にも配慮のなさがあらわれてます。

このように、「配慮」を得るためには「自分自身が、配慮してるか?」を考えることが大事なのポイントなのかもしれません。

とはいえ、「それをうまく伝えられない」とか「配慮事項がわからない」という方もいらっしゃるかと思います。

そういう時にはぜひMojoにご相談ください。
一緒に解決方法を考えましょう!

最後に
合同会社mojoでは、企業や団体様に向けて、発達障害の知識を身に付けていただくための管理者向けの研修を提供しています。

ご興味のある方は、こちらのお問い合わせフォームからご連絡ください。

ご連絡お待ちしております!

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