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日本の季節七十二候にそってお届けする星占い《こよみ星よみ》3/16〜3/20の星占い

★只今の季節・菜虫化蝶(なむしちょうとなる)

二十四節気「啓蟄」の末候(3番目の季節)の菜虫化蝶(なむしちょうとなる)は、青虫が羽化し、モンシロチョウになる様子を示しています。次の二十四節気の「春分」までの5日間を指します。

西洋の季節のとらえ方は目の前の実際を重んじる傾向があるため、「春分」が春の始まりとなりますが、二十四節気ではここが春の折り返し地点と考えます。只今の5日間は、その折返しの峠に向かう大変パワフルな季節です。

田畑ではホトケノザやオオイヌノフグリなど春の草花がよく見られるようになってきました。梅も満開の盛りを超えたあたりで、正に春の到来が実感できるタイミングではないでしょうか。三寒四温の変動は続きますが、季節の空気を五感で楽しみ、植物や動物たちの生命力のおすそ分けを頂きましょう。

★星よみ(3/16〜20)

3/17(土)の夜遅くに、魚座の後半の方で新月を迎えます。前回は、太陽が小惑星のキローンへ接近していく動きを取り上げましたが、このキローンのすぐそばでの新月です。

新月は、自分を包む土台のコミュニティ、場(家族、家、自分の精神の基礎となるもの)を意味する4ハウスで起こります。この時刻のアセンダント(ASC)に、逆行中の蠍座木星が重なっているのが非常に印象的です。

自分の精神の真ん中にあって、これまで自分を守ってくれていたものを手放す、という体験をする人もいるでしょう。それは人間関係かもしれないし、ある種の信念体系(常識)であるかもしれません。自分の在り方に対する「甘え」や「言い訳」の手放しを決意するタイミングであるかもしれません。

表面的には心が痛かったり、さみしかったり、恐れが出て来たりしても、それは真の自己の確立、自己肯定に不可欠な作業となります。それは、本来自分がもっていたポテンシャルを取り戻すことでもあります。

☆まとめ

究極的な視点で言えば、人生には常に必要な出来事しか起こりませんので、この手放しは前向きに受け入れましょう。手放すべきものを今まで保持してきた自分を責める必要もありません。それは、今までの自分を外界から守ってくれる大切な殻でした。やっとその殻なしでも自立していけるタイミングを今この時に迎えつつあるのです。

只今の七十二候は菜虫化蝶(なむしちょうとなる)でした。今まで自分が青虫や蛹(さなぎ)であったことを悔いたり責めたりする蝶はいませんね。成長や脱皮、手放しは、自然の摂理です。人間もまた、その摂理に沿って生きています。春を迎えて殻を脱ぎ捨てる自分を、精一杯祝いましょう。

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次回の発刊は3月20~21日頃の予定です。3/21~3/25までの暮らし予報をお届けします。お楽しみに!

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