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ことばのない世界。

子どもがもうすぐ3歳になる。
それなのに、未だにおしゃべりがおぼつかない。
だいぶ2語文が出るようになってきたけど、
まわりの子と比べて半年から1年くらい差があるように感じる。

言葉の成長は個人差があるというけれど
いざ当事者になると、いろんなことが気になってしまう。
「もしかして、発達障害なんじゃないか?」
そして、もうひとつ。
「まわりの子にいじめられるんじゃないか?」

ある日、保育園に向かいにいくと、
子どもがクラスメイトの女の子と顔を向き合わせていた。
女の子はしっかり者で、おしゃべりも達者だ。
「何をしているんだろう?」としばらく様子を見ていると、
うちの子が「ブブブブッ〜」と唇を震わせ始めた!

「ああ、何をしているんだろう」とハラハラしていると
女の子も「ブブブブッ〜」と唇を震わせて共鳴してくれた。
その後も「ブブブブッ〜」をやりあって、ケラケラ笑っている。

ノンバーバルでもわかりあえる子どもの世界って、
なんて寛容で豊かなんだろう。

微笑ましい光景に、私はちょっぴり感動した。
そして、心から救われたような気がした。

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