家事を進める。

結婚して、旦那さんと二人暮らしだったとき
掃除・洗濯は週末にまとめて終わらせれば十分だった。
子どもが産まれて、三人暮らしになってから、その生活は激変した。

赤ちゃんが床を這うようになると、いろんなゴミを見つけては
口に入れようとする。自然と掃除機をかける回数が増えた。

生後半年になると、離乳食がはじまる。
大人のごはんは「適当に済まそう」でなんとかなるけど、
赤ちゃんのごはんは切ったり、すりつぶしたり、蒸したり、冷ましたり…。
結果、台所に立つ時間も増えた。

赤ちゃんは、1日2〜3回下着やロンパースを着替える。
毎日のように洗濯物を回して、取り込んで、畳んで、を繰り返した。

保育園がはじまってからは、さらに洗い物が増える。
フェイスタオル1枚、お手ふきタオル3枚、お食事エプロン3枚、
上着3枚、ズボン3枚、タンクトップ3枚、よだれかけ数枚。
これでなんと1日分!

どんなに真面目に家事に取り組んでも、終わりが見えない。
絶望している私の隣で、子どもはなんの悪気もなくニコニコと
床にごはんを落とし、服にお茶をこぼしている。
まさに、ネバー・エンディング・家事!

そこで私は、考え方を改めることにした。
「家事は終わらないものである」と前提し、
「家事を進める」にシフトしたのだ。

すると不思議なことに、気分がラクになった。
やることは今までと全く変わらないけれど
「明日の私がラクになるから、ちょっと進めておこう」と
考えられるようになった。
子どもと寝オチしてしまった日も、いちいち落ち込まず
「仕方ない」と割り切れるようになった。

「家事を完璧にしない」という一言で
簡単に片付けられる話題なのかもしれないけど
自分にしっくりくる言葉が「家事を進める」だった。
そして、その言葉のおかげで意識を変えることができた。

この実体験を大切にしたいと思う。

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