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イージーライダー(1969年)【イージーな映画紹介がライダーなんだ。わかるだろ?「なるほど。完全に理解した!」マジで?】

旧作名作映画。

1969年制作のアメリカ映画。
ハーレーバイクに乗って、アメリカ大陸を横断する2人を描いた、
元祖バイク乗りロードムービー。

まずロードムービーというカテゴリがよくわからん。

これは、私がそう思っているだけかもしれませんが。

バイク乗りの物語、って厳しいですよ。
ストーリーが作れない。

いや、ありますよ。
日本でもカワサキW1に乗っていた人とか。

スズキのカタナに乗っていた人とか(あれはマンガか)

でもね。レース要素抜きで、
旅要素に絞ってバイクものを描くって、
やってみるとわかるんですけど、異常に厳しいです。

旅って、物語にはしにくいです。
ドキュメンタリとかならまだしも。

だって、きついイベント起こったら、
旅どころではなくなっちゃう。
旅にするためには、無難なイベントしか起こせない。

そしてきついイベントが起こらないと、
物語は、面白くならない。

この二律背反よ。

(そう考えると、銀河鉄道999とか、すごいな。旅が続いている割にはイベントばかり起こっている。まああれはSFだから)

出典:おれ

正直、バイク乗りが旅をする映画。
私には考え付けないです。
ものすごいつまらない話になってしまいます。

ロードムービーって鬼門ですよ。

もうね。どうしてもっていうなら、
キノの旅みたいに異世界ファンタジーにするっきゃない。


現実の世界で、バイクで物語をつくるのはきついです。
現実であればこそ難しい。

でも、これ、リアル1969アメリカなんです。
いや、音楽で誤魔化しているけどね。
ちょっと。

申し訳ないけど。

途中、退屈に感じるところがあった。
旅が好きだから、音楽の力で、ごまかせるけど。
いや、そういう属性がないと厳しいものがあるよ。

あらずじも割と、あっちょんぶりけ、なとこあるし。
分かる人にだけ、わかってもらえればいいんだヨ!
とかいう。

そういう空気をビンビン感じる。
それが良い意味で突き抜けている部分なんだが。

************

あと、結末としては、
深南部の描かれ方がハンパなくイカツイ。
時代だからというもあるんだろうが、
普通に旅してきた白人を(白人をだよ)
ふつうに街の人がぶっ殺したりするのが許されるっちゅー。

南部はもうベトナムだ。

この人たち、もしかしてベトナム帰還兵なのかな?
とか思っていたが、そういうの関係なく。
深南部でヒッピーの白人がぶっ殺されるという、
壮絶な戦死を遂げるハッピーというね。
はあ?だよ。もう。

まあ、この人たちもアウトローっぽい人間だというのもあるけど、
すごい終わり方だな。

「当時の南部がいかに排他的であるかを描いた」って解説にあるけど、
いや悪く描きすぎじゃない?

時代的に人種差別があるのは仕方ないけど。
いやでも、黒人や日本人を殺してもFBIが出てくるような時代に、
ふつーに白人も、気にくわないからぶっ殺しているという。
別にギャングとかじゃないし、なんなら警官もそいつらの中にいるし。

深南部オソロシアだよ!

そういう意味不明なインパクトもあって、
とにかく印象には残る作品ではある。
確かに、記憶にグリグリ残ってしまう映画だ。
しかし、同じネタで同じようなのを作ることはもうできん。
一発ネタ。

ネタバレしちゃった。
時すでに遅し。

いやいや、結末も最初から知っていて視聴したのだけど、
それでも実際に観ると、まったく違ってた。

↑ 作中曲でいちばん有名なやつ。
今回は古すぎて公式動画が無いので動画は載せない。
でも調べると出ては来ます。


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