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鎌倉殿の13人『第9回 決戦前夜』〜大河ドラマ初心者の視聴〜

まだまだまんが『日本の歴史⑥』です。司馬遼太郎さんの『義経』はずっと図書館で借りてたのですが、とうとう買いました。メルカリで😁箱入りでかっこいいんです✨
その話はまたどこかで書くとして、今回の感想です😊


1坂東彌十郎さん演じる北条時政
2頼朝は京まで追撃したかったのか?
3義経と頼朝の出会い


1 坂東彌十郎さん演じる北条時政

富士川の水鳥の飛び立ちを夜襲と勘違いし、平家が総崩れになる有名なシーンがありました。『義経』では、武田軍の一部で抜け駆けをする者がひそかに川を渡ったところ鳥たちが飛び立ったとあります。
でも今回のドラマでは坂東彌十郎さん演じる時政が喧嘩?じゃれ合ってる?うちに鳥たちが飛び立つとなってました。
今回の時政は頼朝に怒られ柔順に従いながらも、裏ではそんなこと気にしねーよと😊。坂東武者を代表してビッシと言うことは言う。偶然かもしれないけど勝因になる。良いおじさんだなぁ。
本当はどんな人だったのか、多分こんな人ではないんだろうなと思ってしまうんだけど源平合戦の時代にこんな人がいたら歴史はだいぶ丸くなっていいなぁ。
時政は今後もずーっとキーパーソンですが、良いおじさんのままではないんだろうなぁ。嫌なおじさんになってくのか良いおじさんのまま巻き込まてしまうのか?希望としては後者ですが、時政の今後どうなってくるのか気になるところです。

2頼朝は京まで追撃したかったのか?

平家が富士川から逃げたあと、ドラマでは頼朝が京まで追撃するぞとノリノリでしたが、坂東武者たちがついてきませんでした。何より兵糧がない。そこで時政がガツンと言い、頼朝がショボンとしてるところの義経登場。(ほんとバカな書き方てすみません💦)

でも『義経』では

諸将が祝賀にやってきた。「追撃して京までのぼられよ」と人々はいった。
が頼朝は賛同しなかった。凶作と飢饉の上方へ攻め入れば、こんど敗北せねばならぬのは源氏であろう。それよりも鎌倉に府をつくり、関八州を律令国家から独立させることが急務だと思った。

義経

とあります。日本の歴史⑥でも
「このまま進撃し京まで攻め込むぞ!!」と頼朝が言いますが
「東国の地盤はかたまっておりませぬ!そちらが先決かと!」と諭され
「たしかに…軍備もかさむしな」とつぶやいてたら義経登場。
頼朝は兵糧のことまで心配してたかは分かりませんが、とても現実主義者だったのかなと思いました。

頼朝はこの点、利口な男であった。かれら東国武士の不平のありかを知っていた。
〜中略〜
「いっそ東国は独立すべきだ。」
ということが意識ではなく気分として村々に満ちはじめていたとき、にわかに頼朝の決起があり、それによって噴火し爆発的したといっていい。

義経

頼朝は坂東武者にかつがれることを承知で利用しているということでしょうか。とってもドライな関係な気がします。そんなドライさにどうやって折り合いをつけようかという時にやってきたのが義経です。

3義経と頼朝の出会い

ドラマでとうとう出会いました。コミカルな出だしでしたが、最後は涙の感動的な出会い😊
ちょうど頼朝が坂東武者たちとのドライな関係を突きつけられションボリしてるところでした。本では

かれを押し立てた北条、千葉、三浦の三氏いか、関東の大族小族はみなそれぞれ一族のよろこびとしてどよめいているのに、頼朝の身辺はなお孤独な流人のかげがあり、尊貴の血を受けているとはいえ、その実体は北条氏の婿殿という他力本願のにおいをぬけきっていないのである。
(たれか、おれの兄弟はこぬか)
それをおもいつづけた。

義経

頼朝にとって打倒平家は父の仇。坂東武者たちにとっては不満だから追い出せというだけ。出だしの感情が全然違うのかな。でもそれを承知で頼朝は利用してたんだけど、今回目の当たりにして悲しくなっていた…。
そこに来た義経だったから、涙が溢れ出したということなのでしょうか。でも今後の歴史の流れを知っている者からすると「じゃあ、なんで今後あんなひどいことを?」と思わずにはいられない。

結末を知っている話がどう肉付けされていくのかが大河ドラマの楽しみ方でしょうか?これから頼朝と義経との関係が本格的に始まります😆
楽しみです😆



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