見出し画像

鎌倉殿の13人『第8回 いざ鎌倉』〜大河ドラマ初心者の視聴〜

今回も右手に『日本の歴史⑥』左手に『義経』(司馬遼太郎)を持って視聴です。細かい所が難しくなってきましたが何とかついていきたいです。

目次
1 小栗旬さん演じる義時
2 鎌倉の成功と福原の失敗
3 気になる義経像

1小栗旬さん演じる義時

今『義経』を読んでいますが、その前に太宰治の『右大臣実朝』を読んでいたので義時に陰鬱なイメージを持ってしまっていました。
『右大臣実朝』は鎌倉幕府3代将軍の源実朝の人生を、その家来が、実朝の死去から20年を経て語る形で描かれています。実朝を「神さまみたい」と「霊感」を持った絶対的な存在として語っていて、家来を越して一種の熱狂的なファンのような視線です。そこで義時は相州様と呼ばれて出でくるのですが、実朝との比較からか、田舎っぽくて、陰鬱で、とにかく嫌だみたいな感じで書かれてます。(今、手元に本がないのであくまで感じです😔)
あと、鎌倉殿の13人が始まる前にNHKで出演者陣が作品について語る特集をやってたんですが、その時小池栄子さんだったか…が
『北条は田舎でのんびりまぁまぁ平和に暮らしてたのに頼朝が来て大変なことになった。』
と大泉洋さんを責めたてていたような…。
でも、今回のいざ鎌倉で義時のイメージかなり変わりました。好き勝手する頼朝をたてつつ、反感を持つ坂東武者たちをなだめ、あっちを手に入れろと言われればフットワーク軽く立ち回る。
カリスマ性あるトップがいるんだけど、実は支えてるあいつが凄いんだよね〜って言うのは現代でもある話ではないでしょうか。
そういえば小栗旬さんはこの間の『日本沈没』でも総理大臣を支える天海啓治役で駆け回っていたなと思い起こしたり…。
このまま義時がコツコツと頼朝を支え坂東武者を束ねていくのか、それとも自身の野心とかが出てくるのかまた来週も楽しみです。

2鎌倉の成功と福原の失敗

今回頼朝は鎌倉に到着し、国づくりが始まりました。対するアニメ『平家物語』では清盛は福原から京都へふたたび遷都、東大寺・興福寺の焼き討ち、そして清盛の死去と盛りだくさんでした。
福原への遷都については『日本の歴史⑥』の豆知識で結構書かれてるのでご紹介しようかと思います。

福原遷都は準備不足でおこなわれたので、天皇上皇は平氏の邸宅に仮住まいを余儀なくされた。新都の建設候補地も二転三転するありさまだった。

日本の歴史⑥

病気になった高倉上皇が帰洛を望んだが、平清盛はそれを無視し、貴族たちにも帰洛を禁じた。貴族の京の邸宅は解体され、筏にして福原に運ばれた。

日本の歴史⑥

福原遷都には、京都から移住させられた人々のみならず、先祖代々の土地をうばわれた福原の人々からも不満の声があがってたという。

日本の歴史⑥

どこをとっても駄目じゃん…。という感想です。
鎌倉はどうだったのかなというところがあまり書いてないのですが、頼朝は功のあった者に荘園を分け与えることをはじめてました。色々不満はあるかもしれないけど、清盛の気分で振り回される福原より断然報われたのではないでしょうか。

3 気になる義経

義経がやっと出てき始めました。思ったより少人数の軍団で野性的で残酷で『義経』に出てくる義経が映像になったようでした。『義経』では頼朝は兄弟を欲し、義経との初対面は涙を流し感動してる様子なんですが、すぐに義経の人気に嫉妬してます。
前述した特集で大泉洋さんが
『義経が可愛くてね〜』
みたいなことを言ってて、小栗旬さんも
『頼朝と義経の中には入れないよね〜』
みんな
『あの兄弟喧嘩はとめてあげたかった〜』
と私が書くとバカみたいな座談会になってしまう。本当はもっと知的に話し合われてました✨
でも内容はこんな感じで話されていたので『鎌倉殿の13人』での義経像、義経と頼朝との関係が楽しみです。

それにしても前回初めて出てきた全成がシレッと頼朝のそばにいるのが面白かった😏
次回も楽しみです😊

この記事が参加している募集

#テレビドラマ感想文

21,023件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?