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我慢して言えなかった言葉

久しぶりに体調を崩してしまいました。

年に1,2回体調を崩してしまう時期があります。
ここ数年は体調を崩し、回復すると何かが変わったように感じることが多いです。

例えば
ずっと処分することをためらっていたお雛様
これは祖母が私に初節句にと買ってくれたもの
で半世紀は共に生きたかな。

お雛様は愛情の形だったからなかなか手放しが難しいものでしたが、
お雛様は寒川神社にお願いしてきました。

手放したら、何故かとてもスッキリとした気持ちになりました。
祖母や母からの呪縛(自己犠牲はすべきという考え)から解放されて自分を大切にするようになれました。

体調を崩すと今回は何が変わるのか、どんな気づきがあるのかと少しワクワクしてました。

今回の気づきは
『助けて。辛いから 苦しいから 助けて。』
と母に言いたかったかったんだとわかりました。

熱にうなされ、咳が止まらない。
そんな状態で泣きながらこの言葉を叫んでいました。
『助けて 辛いの 苦しいの 助けて お母さん』と。

母は5年前に他界しており助けてくれるはずはないと頭ではわかっていたのに。

不思議なことにこの様子を客観的に見ている私もいました。

『私は助けてと母に言いたかったんだなぁ』
『私は我慢して母に助けを求めることが出来なかったんだなぁ』

そんな風に泣き叫ぶ私を私が見ていました。

母は祖母からひたすら我慢を強いるように育てられてきました。
一切の甘えは許されず
我慢から忍べ 生涯ずっと我慢の人生
心理的な虐待を受けていた人でした。

その我慢する教えが無意識のうちに私へと伝えられていたのでした。

我慢して胸の奥にしまっていた気持ち
【辛くて苦しい時は助けて欲しい】

言葉に出して胸の奥から解放されました。

また軽やかに前に進めそうです。

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