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ネプリ『さざなみ紀行 Vol.0』

ネプリ『さざなみ紀行 Vol.0』(石村まいさん、早月くらさん)を拝読しました。
さざなみ紀行は、短歌+エッセイ+写真で構成されています。
今回は、エッセイから印象に残った文章を引きます。

いざ砂丘の入り口へ。大ぶりの門や受付のようなものを想像していたら、駐車場に面した五、六段ほどの階段を上ると、前触れもなにもなくもう砂の世界が広がっていた。

石村まい

鳥取砂丘いいですね。
いつか行ってみたいです。
私もテーマパークみたいなものを想像してしまっていて、この記述に惹かれました。
「砂丘」は自然にあるんですものね。
囲いも何もなく、ただそこにある。
そこが観光地として有名であることと、自然そのままであること。
それを両立させようと努力している人々が、きっといるのだろうなぁと想像しました。

旅って、特別な乗り物に乗るところからはじまる気がする。飛行機、船、新幹線にローカルな電車。どれもわたしの生活には存在しない、非日常の乗り物だ。

早月くら

目的地に行くことだけが「旅」ではないんですよね。
いつもは使わない乗り物に乗って、遠くに移動すること。
その過程も含めて「旅」なんですよね。
道中の移動も「旅」として楽しんでいる様子が伝わってきて、いいなぁと思いました。

さざなみ紀行はXでも公開されていますので、こちらでも紹介させて頂きますね。


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