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実は結構貧血がひどかったというはなし



甘くみていた貧血

実は昨年、貧血が相当ひどくなりまして。
もう何十年も前から自分が貧血だと言うことは知っていました。知っていたのに放置していたんです。放置していた一番の理由は薬が合わなかったから。
処方された飲み薬が合わず、症状を伝えて処方してもらっていましたが、どれを飲んでも副作用がしんどかったというのが一番の理由で、治療が中途半端になっていました。
数年前の健康診断で指摘され、それも放置。


・疲れやすい
・疲れが取れない
・日中ぼーっとしてしまう
・まぶたの下が白い
・朝がきつい(目は覚めるけど体を起こせない)

など、症状はその頃から次第に大きくなり、加えて昨年の春頃から髪の毛がさらさら抜け始めるという事態に。


産後、ホルモンバランスの変化でシャンプーの時に大量に髪の毛が抜けるというのは周知の通りですが、私の場合はシャンプーの時はもちろん、何もしていないときや(歩いているとき、座っているときなど)ちょっと髪の毛を触っただけで恐ろしいくらい髪の毛が抜けていました。手の中の抜けた髪の毛を見て「これはおかしい」とそこでやっと目が覚めました。(遅っ!)


あろうことか、私はその現象をみて「亜鉛不足かな。。」とある人に相談したところ、「それは貧血の症状ではないか」ということで、
何十年も前から自分が貧血であったことを思い出したわけです。(情けない・・・)


病院の受診と検査の結果

後日、数年前の健康診断の結果をもって近所の内科へ。最初は問診と採血。
2回目の病院受診では採血の結果と薬の処方。
正常な人で血中の鉄分数値が50~170のところ、私はたったの15しかなかった。お医者さんも看護師さんも「えーっ!」となり、
素人の私でもこの数字を聞いてちょっと引きました。
「しんどかったでしょう・・・」とお医者さんと看護師さんが察してくださったが、正直「こんなものだ」と思い込んでいました。


だって急にこうなったわけじゃないし、なにか外傷があるわけでもない。朝起きられないのも、頭が回らないのも、疲れが残っているせいだと思っていたし、年齢的なものもあると勝手に思っていた。
貧血が原因だなんて思いもしませんでした。


鉄も足りていなければ、ヘモグロビンも足りてない、フェリチンも底をついている、という最悪の結果。
このように全体的に全ての数値が低すぎてとにかく「今のままでは大変危険」という主治医に、鉄剤の注射を勧められその診察の後に打ってもらいました。注射の後少し楽に感じたのは気のせいだったのか。
次回の採血の結果が出るまで、激しい運動や無理な活動は極力控えてください。と言われた。(どんだけよ!)
そして薬の副作用のことも伝えると小児用シロップの鉄剤を処方してくれて2週間それを飲んで様子を見ることに。
結果、副作用もなく続けられそうだということで現在も服用中です。



2回目の採血の結果で貧血はある程度改善していましたが、食事から必要な鉄分を摂取するのはやはり難しく、閉経までは薬で補っていくことを勧められました。一時はサプリメントも考えましたが鉄のサプリメントは特に便秘になりやすく、それがネックで摂取するのを止めたという人も多いということと、もともと日本人にはサプリメントは向かないということを予防医学で学んでいたので、ここはやはりお医者さんの言うことを聞いて、飲み薬で貧血を改善しようと決めました。


改善して変わったこと

先ず、薬を飲み始めて半月程経った頃、心なしか起床が楽に。
お布団の中で目は覚めているものの、身体が重くて起き上がれなかったというこれまでの不調がかなり改善していることに気付きました。


そして頭が働く。笑
寝ても寝てもエネルギーが不足しているような感覚が常にあり、体力も思考も全く使い物にならなかったのに。
当たり前ですが、体内の血が足りていないということは身体中に酸素が回らないわけで。ぼーっとしたり、ちょっと動くと息切れがしたり、今まではそれが普通と思っていたけど、血が増えることで身体全体に酸素が行き渡るって、こういうことなんだ、頭が働くってこういうことなんだ、ということを体感しました。


身体が軽く、動ける!
今までとにかく身体が重かった。怠かった。
ちょっと動くだけで横になりたい、休みたい、というのは当たり前。やらなきゃいけないことは分かっているけど体が動かない。そんな調子だから車の運転も外出も億劫で、仕事以外はスイッチが切れていました。
そんな状態だったのが億劫に感じなくなりました。思ったときにパッと動けるというか、身軽になったというか。


抜け毛がなくなった!
これはもう本当にびっくり。こんなに違うものかと。
病気かと思うくらい酷かった抜け毛がピタッと止まりました。治療を始めてから1ヶ月経つか経たないかくらいの時に「あれ、そういえば髪の毛抜けてない」とふと気付いたんです。そして3ヶ月前後でパサパサだった髪の毛にツヤが出てきました。これはいつもお世話になっている美容師さんにも言われました。
そしてなにより排水溝もそんなに気にしなくて良い。快適!笑


「気力が漲る」という感覚を取り戻せた
身体に酸素が回るので思考も働き、思うように動けるようになるとこれまでできなかったことや、やってみようと思っていたことに前向きに取り組もうという気持ちになれます。

「良い状態」を知らない(忘れてしまっている)という怖さ

最初の採血の結果のとき看護師さんに「これまでは気力だけで動いてたんだろーね」って言われたのですが、その時は「そーなんですかねぇ」くらいでした。でも改善して状態が良くなったら、これまでがいかに異常だったかよく分かりました。
日頃から自分の体を大切にして、心も体も一番良い状態というのを分かっていれば、少しの異変に気付くことができます。その状態というのはいろんなことに対して負荷がないという感じです。


それから、こんなに酷くなるまでどうして気付かなかったのか。
視力と一緒で昨日まで見えていたものが今日急に見えなくなるわけではなく、私の場合、貧血も何十年もかけて少しづつ悪化していったので、出ていた症状も「これが普通」だと思って何年も過ぎてしまいました。もし、あのまま放置していたらと思うと恐怖です。
治療は続きますが、以前のような症状がないので日常生活がとても快適です。


自分の一番良い状態、自分が心地よくいられる状態を知るということは日々、歳を重ねていく私たちにとって健康でいるためにとても大切なこと。

薬に縛られたくないという呪縛

「なんとなく調子が悪い」っていう、靄がかかった状態が一番厄介です。
私はこれまで食事や生活に気をつけてきたつもりです。
でも、医療の力が必要なときは迷わず頼ったほうが良い。
私の貧血で言うと、すぐに命に関わるということはなくても日常生活に大きく支障が出ていました。


数値の世界になりますが、自分の身体の状態を知ることの1つである血液検査の結果がせめて標準値になるまでは薬の力に頼ろうと。もちろん食事や生活はこれまで通り気をつけてやっていく。
子育てや仕事、日常は待ってくれません。
自分が心地よく生きていくために、自分の体と相談しながらそのとき必要なものに頼っていくという選択肢があって良い。「どうしても」のときは医療の力と自分の中にある自然治癒力を上手に使うのです。


自分を知る


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