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セクシーボリュームを描くために①:Line of Actionを意識する

 こんにちは、もるちゃんと言います。
日々疲れることはいろいろありますが、疲れを吹き飛ばすために何をするか。それはわたくしにとってセクシーボリュームを描こうとすることです。

 立体感のあるラインは、愛玩動物、鹿、爬虫類、カエル、愛玩植物、雑草、雑木、愛玩鉱物、岩、山、コンクリート(きっともっと愛玩されたがっています)、みな美しいですが、ホモサピエンスにとって一番わかりやすいセクシーは人体です。スポーツしてたり、仕事してたり、リラックスしてダラダラしてたりする姿に生命力だとか生きている印象を感じられるのが、動物としての楽しさであります。さらに想像したり、妄想したり、創作するのがサイコーに楽しいです。

 なんで人体のラインがセクシーに感じるのかなあと考えてみます。まず動きに執着があることかなあと思います。立体として、重力に抗ってブレイクダンスしたり、重力に負けてへばっていたり。ちょーセクシーですよね。立体には重心があります。んで、重心のだいたいの位置は、人間は判断していて、それによって、前に進もうとしているとか後ろに転びそうだとか予測します。この動きを描くためにLine of Actionが大事になってくるようです。これはジェスチャーとは区別されています。Line of Actionは動きのエネルギー、ジェスチャーは人体が何をしていて、何をしたいと思っているのか、です(Ki Innis先生 Youtube LiveUP@BornDegital KICStudio Drawing Hacks#60)。
 とりあえず生命(拡大解釈しましたが)には

  • Line of Action

  • ジェスチャー

があって、それをかければ良い、ということです。

 

 結論として、セクシーボリュームを描くためにLine of actionを意識すると良い、と言うお話をこれからしていきたいとおもいます。

 私は模写が苦手でした。勝手なイメージで描くのは好きだけど、なんか写真とか見て、描くのは苦手でした。でも、勝手に描いているイラストは立体感に乏しく、平面的でなんか寂しい。いや、かわいいと思っていましたが。

2021年8月26日に描いた落書き。結構楽しいし、今見ても楽しそうだなと思うのですが、体のバランスが安定せず、清書しようとすると「ぁああ!」ってなっていました。


 写真から多くのアイデアや、セクシーラインを抽出したい。そのために、ジェスチャードローイングを始めました。

ジェスチャードローイングとは何か。短時間で人体の動きを描写して、その人体の感情を伝えることです(ジェスチャードローイングについてはあちこち本読んだり動画見たり記事見たりしまくったので、自分解釈で語りたいと思います)。暇な時間にこつこつ続けています。

 んで、このジェスチャードローイング、名前にジェスチャーがついているので、ジェスチャーだけを追っていたのですが、これが全然うまくいかない。うまくいかない具合は古いログでわかりやすいかなあと思いますので、下記に載せます。

①2021年8月27日のジェスチャードローイング
②2023年4月15日のジェスチャードローイング。

 言ってしまえば、やっぱりなんかえろくない。セクシーラインがない。なんか、細長いし、肋骨とか臓器とかわからないし。いや、この頃はこの頃なりに頑張ろうとしてたのです。②になって、背骨に線は通ったけど、なんか、まだこれじゃない感がありました。


 そして、気づきがありました。立体には重心がある。床に対して倒れないように抗っていたりする。床と胴体のボリュームの関係。足がどう体を支えているか。
Line of Actionです。

③2023年4月29日のジェスチャードローイング。
④2023年5月23日のジェスチャードローイング。

 

 自分で言うのもなんですが、うまくなったと思いませんか。

 わたくしは思います。これはLine of Action、立体が地面に立っている感覚を探っていった結果だと思います。

 自分で同じポーズを取ったり、自分の重心で遊んでみたり。体が考えた情報って、絵を描く上でも生かされるんだなと思いました。

 セクシーボリュームとしてはまだまだ発展途上ですが、ちょっとこの調子で遊んでみたいと思います。

 

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