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【助産師監修】出産後の「マイナートラブル」って?

こんにちは!

産後ケアホテル マームガーデン のアドバイザー助産師をしております、浅井貴子(あさいたかこ)と申します。

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産後ケアホテル「マームガーデン」は、出産後のママが身体と心を休める施設です。産後の過ごし方は、昔から「床上げ(とこあげ)」という言葉で表現されてきました。産後約1~2カ月は、体を回復させ日常の生活に徐々に復帰する大事な時期といわれています。

今回は、産後のマイナートラブルについてと、そのケア方法について、お伝えをいたします。妊娠を控えているママに知っていただきたいのはもちろんですが、
身体の変化や産後の女性の状態を旦那様、そして誰もが知っていることで、寄り添えることもあると思います。

マイナートラブルとは?

妊娠期間を通して、母児に大きな危険の原因とは必ずしもならなくても不快に感じさせてしまう症状などを、一般に「マイナートラブル」として扱っています。今回は、多くのマイナートラブルの中でもかなり痛みを伴うお股の傷のトラブルについて、ご紹介いたします。

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会陰裂傷部痛(えいんれっしょうぶつう)

出産時に赤ちゃんの頭が出にくい時や赤ちゃんの心拍が下がり、
早く赤ちゃんの頭を出す場合に(膣と肛門の間)の会陰部にハサミで切開を入れる事を会陰切開(えいんせっかい)と言い、
自然に会陰部(お股)が裂傷を起こし裂ける場合は会陰裂傷(えいんれっしょう)と言います。

傷の長さや深さにもよりますが、入院中はズキズキと痛みがあり、
座るのも歩くのも痛みがあり円座(ドーナツクッション)がないと座れない位です。
赤ちゃんを抱っこして授乳するのも痛みが強い人には“至難の業”です。。。

最近では妊娠中に会陰裂傷を予防する為の方法として、
オイルで“会陰マッサージ”“会陰パック”も効果的と言われ、
あまり引きつったり痛みがひどい場合は出産した病院で診てもらう事をおすすめします。引きつる場合は抜糸をすると楽になるケースがあります。

会陰切開、会陰裂傷はどちらも出産後、医療用の糸で縫合の処置をしますが、傷の度合いにより縫合の仕方も変わります。
【表面だけ縫合する場合】【膣の奥の方まで縫合する場合】または【肛門まで切れてしまい筋肉も縫合する場合】など様々です。

▼会陰裂傷の傷の深さ:1度~4度

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会陰(お股)のトラブルの一般的なケアとしては、
① 立位を避け出来るだけ横になる
② 清潔を保つ
(トイレの際は紙を使わず温水洗浄便座を使ったり清浄綿などで消毒をする)
③ 椅子に座る時は円座クッションを使う
④ 抗炎症作用のあるガーゼで湿布する

がケアの方法としてあげられます。

マームガーデンではお股のケアとして『ハーブテント』(西洋のよもぎ蒸し)を無料でサービスとして行っております。

ハーブテントには、鎮静作用や抗炎症作用、殺菌効果のある3種の精油をブレンドし、外陰部を温めながら傷の回復を促します。
ハーブの蒸気を外陰部や膣に当てる事でダメージを受けている会陰部の炎症を抑えたり、悪露の排出促します。

妊娠→出産という一大イベントで疲弊した子宮の回復を図ります。

▼何度でも無料で利用OK!マームガーデン ハーブテント(よもぎ蒸し)

ハーブテント 縦写真

来館時には痛みを抱え、歩くのもままならない、といったお客様も2回、3回とハーブテントを受ける度に顔色や表情が良くなり「使う前と後で、痛みがぜんぜん違う!」「傷の痛みが良くなって、薄皮が剥がれるように楽になった」と大変好評です。こちらは、ご滞在中に毎日受ける方もいます。

出産は、全治2ヶ月のケガ。命がけの出産だからこそ、その後の身体のケアを大切に。

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妊娠、出産、産後はマイナートラブルや実に沢山の痛みと共に
世の女性は過ごしていきます。
会陰切開部の傷の回復を良好に保つ事は、その後の性生活にも影響をすると言われています。

産後のママの身体には少しでも痛みを取り除き、授乳や育児に専念出来るよう、マームガーデンはお手伝いしていきます。助産師や専門スタッフがおりますので、一緒にご自身の身体のケア、そして赤ちゃんとの育児をサポートいたします。

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▼~産後ケアでママを笑顔に~ 医師・助産師からのメッセージ

▼産後ケアホテル マームガーデン HAYAMAとは


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