「マームガーデン葉山」をご利用された方にお話を伺う【Mom Garden Story】。3回目は、パートナーの勧めで滞在されたアヤノさんです。「マームガーデン葉山」で受けたさまざまなケアについて、感謝の思いで語ってくださいました。

つわりがひどく、長男の世話を夫に任せきりに

わが家は3つ上のお兄ちゃんと生まれたばかりの次男、夫の4人暮らしです。私は長男出産後に離職し、子育てに専念。二人目は待望の妊娠でしたが、判明して間もなく酷いつわりが始まりました。3カ月弱にわたりベッドから起き上がれず、上の子の世話もままならない状況に。夫は忙しい仕事の合間を縫って、長男のお弁当を作ったり、プリスクールの送迎など一手に引き受けてくれました。致し方ないことではありましたが、夫は仕事をセーブして、本当に頑張ってくれたと思います。

夫が偶然見つけた「マームガーデン」

やっとつわりが治まってきた頃、夫が「ここ使ってみたら？」と「マームガーデン葉山」のホームページを送ってきてくれました。聞くと、アプリの特典で表示されていたのを見つけたのだそうです。私は当初、「産後ケアホテル」という言葉に、あまりピンときませんでした。
第一子の産後にわたしが心身ともに参っていたことを知っている夫は、「ふたりの育児はもっと大変だろうし、ぜひ利用してほしい」と言います。夫の実家は遠方で、私の親もひんぱんにわが家まで手伝いに来られないことを考えると、産後の負担が軽くないことは理解できました。

利用するかどうか、一週間悩んだ

とはいえ、私は本当に利用してよいものかどうか、簡単には決められませんでした。まず気になったのは長男のこと。生まれてから一度もママと離れたことが無く、私がいない日々を夫と過ごせるのかが気がかりでした。夫は「自分の親が留守中にきてくれるから大丈夫」と言ってくれましたが、義母に留守宅をお願いすることにも申し訳なさを感じました。
そして、やはり費用のことも大きかったです。サービスは確かに充実しているものの、連泊するとそれなりの費用が掛かります。そんな金額を産後に私が使ってしまってよいか、躊躇する気持ちもありました。
一週間悩み抜いて、もう一度夫と話し合いました。夫からは「これで出産は最後だろうから、気にせずに自分を労ってきてほしい」と言われ、その言葉に背中を押され、思い切ってLINEから予約しました。

入院中は一時間しか寝られなかった

出産は、予定日よりも約3週間早まりました。出血量が多かったせいか、産後はふらつきが酷く体調は思わしくありませんでした。入院している間は母子同室でひんぱんに授乳するため、夜は一時間しか寝られない日々。睡眠不足に加えて身体の痛みもあり、精神的に張り詰めていたと思います。出産4日後には退院し、その足で葉山に向かいました。

海の見えるホテルは、都心からわずか1時間

夫の運転する車で三浦半島方面へ約1時間、あっという間に「マームガーデン葉山」に到着。東京からは思っていたよりも近かったですね。館内に入ると、目の前に広い海！　実は別の産後ケアホテルも検討したのですが、海が好きな私はオーシャンビューに惹かれて「マームガーデン葉山」に決めたんです。ホームページで見たとおりの明るい雰囲気で、「来てよかった」と思いました。

温かいスタッフの対応で落ち着きを取り戻せた

振り返ってみると「マームガーデン葉山」に着いた時の私は、心身共にボロボロの状態だったと思います。普段だったら気しないようなことに気を揉み動揺してしまう出来事がありました。結果的に私の思い過ごしだったことがわかり安堵したのですが、その際ポロポロと泣いてしまったんです。でもスタッフの方は嫌な顔一つせず、温かい言葉を掛けてくれて、おかげで私は落ち着きを取り戻せました。その晩は、子どもを預かってもらい、久しぶりにしっかり眠ることができました。

心身共に助けられた、授乳トラブルのケア

二日目からは、授乳ケアに助けられました。入院中に両方の乳頭からの出血があり、授乳のたびに痛みがあって辛かったのですが、ケアを受けてそれも徐々に回復。授乳自体もうまくできなかったのですが、縦抱きにしてみたり横抱きにしてみたりと、私と子どもに合う授乳の仕方を親身になって探してくれました。痛みが和らぐと授乳の不安も段々と少なくなり、滞在を終える頃にはうまく飲ませられるようになりました。

やみつきになったハーブテントで、リフレッシュ

「マームガーデン葉山」のサービスの中で、一番気に入ったのはハーブテントです。お風呂が大好きな私は、産後1カ月お風呂には入れないことが苦痛でしたが、ハーブテントのおかげで癒やされました。
ハーブテントは、身体全体が温まってまるでお風呂に入ったかのような感覚です。一度試してみたらやみつきになって、滞在中は毎日利用していました。自宅ではなかなかできないので、ハーブテントや岩盤浴などの施設だけを見てみても、マームガーデンに滞在する価値は十分にあると思います。

滞在中は夫と上の子も一泊だけ一緒に宿泊

夫と上の子も一泊だけ一緒にマームガーデンに泊まりました。上の子はキッズルームで大はしゃぎ！ほぼ貸し切りだったので、思う存分遊べて大満足。スタッフの方々が上の子にもとても丁寧な気遣いをしてくれて、嬉しかったですね。夫も館内を見学して、充実した設備や管理体制に、安心感を覚えたようです。
感染症の心配があったので、実家の親は面会を控えたのですが、できれば生まれたばかりの次男に会わせてあげたかったです。

サポートしてくれた夫、義母、長男に感謝

約2週間の滞在を終えたときには心身共に回復し、これから始まる子育てに前向きになれていました。出産自体は2回目でしたが、心身のダメージはその都度違います。振り返ってみると、産後ケアホテルの滞在は本当に正解でした。
なにより、勧めてくれた夫や、家を守ってくれた義母、一度も泣くことなく頑張ってくれた長男には心から感謝しています。

産後のダメージは想定以上。産前にしっかりと計画して

これから出産を控えている方は、いろいろと産後のことを不安に思っていらっしゃることと思います。私の場合は、想定していた以上に心身にダメージを受け、家族の支えだけでは乗り越えられない状況でした。妊娠中は「産後ケアホテルなんてちょっとぜいたくすぎるかな」と思っていましたが、勇気を出して利用してみてよかったと心から感じています。産後はまさに“備えあれば憂い無し”。妊娠中にできるだけ産後のことをイメージして、しっかりと計画を立てておくことをお勧めしたいです。

さいごに

当ホテルを利用されるまでに1週間悩まれたというアヤノさん。利用して本当によかったというお言葉を聞き嬉しく思います。

産後は想定以上のダメージがあったと振り返られていますが、ご自身のダメージに気づかずに頑張りすぎてしまうママは多くいらっしゃいます。
誰もが当たり前に産後にケアを受けることを選択できるようになるよう、産後ケアを必要な方に届けていけるよう情報発信していきたいと思います。

アヤノさん、インタビューのご協力、誠にありがとうございました！

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