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京都3泊4日の気持ち安らぐ庭園と癒し旅① 初日は源光庵と晴明神社 金閣寺・銀閣寺へ

前回記した大原と瑠璃光院の旅から遡ること1ヶ月前の9月上旬、子どもの受験で京都に降り立ちました。
3泊4日も家を離れて日中は1人時間がたっぷりある。こんな贅沢なひとときは初めてかもしれません。受験でナーバスな子どもに隠れて、念入りに考えたプランをこちらに記したいと思います。
まだ受験継続中なので、ここにもあそこにも行ったよ、を完全に相手にされず、ふーん良かったねと冷たいリアクションで返されまして。
いつか、母ちゃんが巡ったのはここだったんだ、と優しい気持ちで読んでくれるのを薄く期待しつつ記します。

源光庵 


京都の北西にある曹洞宗の寺院。昔、JR東海のCM「そうだ、京都行こう」にも出ていた有名な2つの窓を見たくてバスを乗り継いで、坂道登って汗をふきふき行ってきました。
朝1番で伺うと、先客が1人すでに帰ろうとしていて、まるで貸し切りのように暫く佇むことができました。

源光庵入り口
悟りの窓 迷いの窓

悟りの窓の円型は「禅と円通」の心を表し、円は大宇宙を表しています。迷いの窓の角型は「人間の生涯」を表し、生老病死の四苦八苦を表しています。


1人きりだったので、窓の前で暫く正座をして深呼吸をしながらゆっくりとその向こうの庭園を眺めてみました。
今まで禅とは無縁な人生を歩み、日頃ティーンエイジャー4人の子育てに追われて深く物思いにふける時間も無く、ああだこうだと試行錯誤と予測不能で突貫工事的な慌ただしい毎日を過ごしていた日常から一気に解放されました。
整う!静けさの中に身を委ねる世界に包まれ、まさにリボーン!安らかで穏やかな気持ちになれるこちらのお寺、疲れた大人の皆様にお薦めです。

悟りの窓
迷いの窓
庭園

金閣寺

源光庵から歩ける距離にあり、せっかくなので訪れましたが、こちらは観光客で大混雑。
豪華絢爛で、大勢の人がスマホで自撮りしていました。そんな中で、あまり撮影されていない桔梗の佇まいが柔らかでおしとやかでした。

金閣寺
桔梗

晴明神社

京都に行く直前にガイドブックで見つけて無性に行きたくなり、伺うことに。
映画「陰陽師」やスケートの羽生結弦さんの「SEIMEI」で注目された、陰陽師 安倍晴明をお祀りする京都最強パワースポットだそうです。このところ家族が衝突することが増え、風通しの悪い我が家の空気を何とかしたくて悩みあぐねいていたので、是非お参りしようと思いバスを降りました。
バス停から近いはずなのに、またも迷いに迷って住宅街の中に入り込んだところにようやく見つけました。

晴明神社
厄除け桃
厄除け桃の説明
安倍晴明像
晴明神社入口
羽生結弦さんの絵馬

お参りを済ませ、お守りを購入。境内を後にすると不思議な程スッキリとした気持ちになり、グレーから真っ白になったほど心が軽くなっていました。目に見えないものをあまり信じない方ですが、素直にここはパワースポットなんだと思いました。さあ、頑張ろう。

京都御苑 笹屋伊織+(プラス)

ここまで残暑の中を歩き、そろそろ休憩をしないと、と見つけたのが京都御苑の中にあるこちら、老舗和菓子店経営の茶房、笹屋伊織。
御苑を眺めながらいただく和菓子は上品で美味しかったです。

アイスと白玉入りのどら焼き(黒蜜ときな粉)
京都御苑

銀閣寺

金も見たから銀も行こう、と半ば勢いで訪れてみました。こちらも大混雑。金閣寺も銀閣寺も高校の修学旅行以来の再訪でした。
庭園の美しさはそのままに、あの頃よりも銀閣寺の方が響いた自分に、年月を感じしんみりとしました。

銀閣寺
庭園
哲学の道

祇園 老舗うどん おかる

祇園で100年近く営業を続けている老舗。壁には舞妓さんのうちわ、芸能人のサインがずらっと並びます。
名物のカレーうどんを夜に子どもといただきました。お出汁とカレーの風味が程よく、自分には作れない名店の美味しい味でした。
小ぶりな器で、女性にはちょうどよい量です。

チーズ肉カレーうどん
鴨川

以上が初日の旅程でした。
徒歩とバスで約37000歩。楽しくてついつい歩き過ぎました。2日目は次回に続きます。



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