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9.8全日本プロレス代々木大会プレビュー~全日は強いんだ!台風なんかに負けないんだ!~

9.3長岡大会での余韻まだ残る状況ですが、今週金曜日(9.8)には全日本プロレスの代々木第二体育館大会が開催されます。土日祝ではなく金曜日とはいえ平日開催。さらには全日本プロレスのタイトルを賭けた試合はゼロ(GLEATのタッグタイトルであるG-INFINITYの選手権試合は有)。現状の全日本プロレスにとって代々木第二体育館というの箱は大箱であり、ビッグマッチとして使う会場ではあります。そこで自団体のタイトルマッチが無いという状況。正直に言えば「どこに注目すればよいのか?」と思われる状況かもしれません。とはいえカードを見ると興味深い試合もたくさんあります。

当日の対戦カードはこちらより。

今回は間近に迫った「9.8全日本プロレス代々木大会の個人的注目カード」を紹介したいと思います。※ぼくは女子プロレスの知識が少ないのでKAIRI&安納サオリVSウナギ・サヤカ&Sareeeには触れません。
予めご了承ください。

1.メインイベント 宮原健斗VS安齊勇馬
宮原健斗のデビュー15周年記念試合として行われる試合。全日本プロレスのスーパーエース宮原健斗とスーパールーキー安齊勇馬の初シングルです。安齊はルーキーでありながらこの一年間、団体内外問わず多くのシングルマッチを経験しました。デビュー戦は約1年前の新日本プロレス永田裕志戦。直近ではプロレスリング・ノアのN-1にも出場。安齊にとっては宮原は、この1年積み重ねてきた経験をぶつける相手としてまさにうってつけでしょう。反対に宮原にとっても同じ。2月に三冠統一ヘビー級から陥落以降。CCや王道Tも決勝まで進むことができず。シングルマッチではいまいち波に乗り切れない状況ではあります。今年の大晦日に同じ代々木第二体育館で行われるビッグマッチでメインを張るためには。宮原がしっかりと力の差を見せつけた上で安齊に勝利したいところ。キャリアと実力では宮原に分がありますが、プロレス界あるあるとして「周年試合や凱旋興行だと本人が勝てない」という要素もあり。何が起こるか読めない部分もあります。

2.セミファイナルG-INFINITY選手権試合 斉藤ジュン&斉藤レイVS石川修司&綾部蓮
富山智帆さんがリングアナを務めることでおなじみのGLEAT。そのタッグベルトの試合がセミファイナルです。タイトルマッチは全カードの中でこの試合のみ&セミファイナル。これは斉藤ブラザーズに対する全日本プロレスの期待の裏返しかもしれません。他団体の王座戦ではあるものの、4人とも超大型の選手であり「スーパーヘビー級のぶつかり合い」という部分では全日本プロレスらしさが感じられること間違いなしです。代々木第二という大箱であっても。スタンドからでも彼らのデカさが観客に伝わることでしょう。挑戦者の石川修司にとっては10月にGLEATのシングル王者T-Hawkとの試合が控えています。その試合を前にG-INFINITYをとって景気づけといきたいところ。パートナーも同じ大型選手の綾部であり連携もバッチリ。しかし斉藤ブラザーズも故郷角田市凱旋大会を無冠で迎えるわけにはいかない。明るく楽しく激しくの結末やいかに!

3.第5試合 諏訪魔&佐藤光留&田村男児VS秋山準&高木三四郎&岡田佑介
代々木大会で一番「何が起こるか読めないカード」はこれでしょう。先日DDTに乗り込み秋山準への挑戦を宣言した諏訪魔。令和に入りエンタメとして質がさらに向上したプロレス界において「マイクアピールでお互いの発言を被せ合う」という昭和でもなかな見られなかったシーンが発端となって決まったのがこのカードです。

当初は秋山と諏訪魔の因縁(因縁か???)がきっかけでした。しかし代々木大会が近づくにつれ存在感を増したのが全日本プロレスの田村男児です。

あの秋山準に対して舌鋒鋭く仕掛けるという強心臓は20代中盤の選手とは思えない姿。大ベテランを恐れないのはそこに己の強さへの確固たる自信を持つゆえやもしれません。

キラー田村が秋山に仕掛けるのか?それとも「ちゃんとプロレスする」のか?試合順を見ても「何が起きても後で修正がきく位置」ということもあり。色んな意味で期待をしています。

以上が「9.8全日本プロレス代々木大会の個人的注目カード」です。

最後になりますが本日9.6時点で9.8代々木大会当日に台風接近情報が流れています。天候次第では「そもそも開催できるのか…」という不安もあります。しかしきっと大丈夫!「全日は強いんだ!台風なんかに負けないんだ!」。その精神を持っていればきっとなんとかなります。ぼくも台風に負けずに会場に行きますよ!代々木第二で楽しみましょう!


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