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Crypkoという深層学習を使用したサービスについての雑記 vol.1

Crypkoという深層学習を使用したサービスのCBTに当選したのでそれについての雑記です。
今回はCBT第二弾時点(2020.03.24)での基本的な機能や仕様について書きます。


0. Crypkoについて

Crypkoというサービスをそもそも知らないという人向けに説明すると、

Crypko™ は深層学習の1種であるGAN(Generative Adversarial Network)を利用し、高品質の2Dキャラクターの立ち絵を自動生成することができます。
GANは、画像から特徴量を学習することで、生成画像の間を滑らかに変換することができます。

Crypko公式サイトより

とのこと。もう少し噛み砕くと、『深層学習を使って二次元のキャラクターの立ち絵を作れるサービス』ってことです。やばい。


0-1. 基本仕様について

キャラクターの立ち絵を“Crypko”(クリプコ)とこのサービスでは呼んでいるのですが、そのCrypkoを作る方法は大きく分けて三つあり、

  • 生成

  • 融合

  • 属性調整

で作ります。そして、それらを行うためにはCP
と呼ばれるポイントが必要となります。
詳しくは各項目にて説明しますが、生成, 融合は1回につき20CP, 属性調整は1回につき1CP必要です。また、CPの上限は1000CPで、約4分半に1CPずつ回復します。
また、Crypkoを保存できる個数にも上限があり、150個が上限となります。

1. キャラクター生成について

完全に何もないところからCrypkoを生成します。ちなみに流石に深層学習にも限界はあるのでたまに手とか服とかがおかしかったりしますがまあ許容範囲です。1回につき20CPを使用して10個のCrypkoを生成しますが、その中で気に入ったものがあれば選んで(複数個でもOK)保存することができます。割とできるCrypkoはランダムなのでとりあえずいいと思ったやつは保存して後で属性調整や融合でより自分好みにする方がいいです。

また、生成する際に3つのモデルの中から選ぶことができ、

  • freesia(初期設定, 女性の立ち絵)

  • freesia-m(男性の立ち絵)

  • erica(顔のみ)

から選ぶことができます。どれを選んでも必要となるCPは変わりません。

2. 融合について

生成や属性調整で得た2つのCrypkoを融合させます。ここでいう融合は服や髪型、顔の輪郭やポーズなどを合体させ、5つのパターンとしてCrypkoを出してくれます。気に入ったものがあればこれも同様に保存することができます。一回あたり20CP必要ですが、注意点として同じモデルのCrypko同士でしか融合できません(別のモデルでやろうとするとエラーが出て怒られる)。


3. 属性調整について

まんまです。Crypkoの属性を調整することができます。属性とは、髪の色や表情、体型、目の色その他さまざまな項目をパラメーターとして表現したもので、

  • freesia, freesia-mでは属性(目閉じとか片目隠れとか), 表情(喜怒哀楽とか), 目の色(赤目とか紫目とか), 髪の色(黒髪とか銀髪とか)を、

  • ericaでは髪の色, 目の色, その他の属性(ロングヘアーとか表情とかケモ耳とか)

を変更することができます。ちなみに髪の色や目の色は複数のパラメータを一緒に+側にしてあげると色が混ざります。一回あたり1CPです。融合とかでできたCrypkoの微調整とかに使えます。


4. あとがき

多分紹介しきれてない仕様もあるのでそれらは次回書きます。主に他の人が作ったCrypkoについてとか。

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