【本】「『1万円選書』でつながる架け橋」


選書サービスをされている書店主さんのYouTubeにハマったことがきっかけで、私の中で選書ブームがきている。

北海道にあるいわた書店の店主、岩田徹さん。
前にネットで「1万円選書」の存在を知り、気になっていた。この度Kindleで岩田さんの本を見つけて大歓喜。

いやぁ、とても面白かった!!!
岩田さんの本を愛する情熱が凄くて、読んでいる私まで胸が熱くなる。

岩田さんはお客さんにカルテを書いてもらい、その人の人柄や境遇、これまで読んだ本をもとに予算1万円で選書して送るというサービスをされています。

あるお客さんのカルテが紹介されているのですが、その人の読書歴で印象に残ったベスト20冊が面白い。読んでいる本で人柄や趣味趣向が滲み出るんだね。

岩田さんも仰っていますが、選書はコミュニケーションなのだなぁと感じた。
岩田さんも他の人の読書歴で知らない本を知り、それを読み感動して、選書用に大量に仕入れることもあるのだとか。
岩田さんが教えるだけではなく、お客さんからも教えてもらうという相互関係。
″選書は面白いものを教え合うプラットフォーム″なのだと。
とても素敵!!

本を通して人を知れるって面白いね。
もしかすると話すよりも、その人が好きな本を1冊聞くことだけで知れることもたくさんあるように思う。
私も選書できるくらいたくさん本を読みたいな。


成功って成功した人の本を読んで、すぐ成功するわけじゃない。
1つの貴重な経験をして、すぐに大きな人間になるわけじゃない。
凄い人1人と出会って、すぐ人生が変わるわけじゃない。

人生はいかに多くの点を作るかが大事だと私は思っている。
それが何かのタイミングで線になり、面となり、奇跡が起きる。
岩田さんの生い立ちを見ていると苦労されている時期も多いです。一方で選書サービス以外でも様々なアイディアで成功されている。
そういった成功が起こるのは、岩田さんの経験もだし膨大な読書量からくるのかなと強く感じました。

自分の人生に無数の点を作り、いつか奇跡が起きるのを夢見て、私は今日も本を読み続ける。




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