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40歳で出産に至った不妊治療約5年の総活 - 妊活を検討されている方、妊活中の方、不妊治療中の方、流産された方、PGT-Aご検討の方へ。

35歳から約5年。間を開けることなく妊活を続け、40歳の誕生日を迎えた頃に、念願の第一子を出産する事ができました。子宮筋腫の手術、心拍確認後の流産2回、微陽性ではありますが不育症の原因の一つである抗リン脂質抗体症候群と診断され、PGT-Aは4回連続で陰性。助成金で戻りはあったものの出て行ったお金はウン百万。PGT-A沼から抜け出すタイミングが見えず、もう今年で最後にしようと夫婦で決めて臨んだ移植で妊娠及び出産をすることができました。

私は沢山の方のブログやTwitterから知識と励ましを頂き頑張れました。特に、出産に至った方のブログやTwitterは大変参考になりましたので、これから不妊治療を始める方、現在不妊治療中の方の少しでも参考になればと、私の5年間の総括をまとめました。全て個人の勝手な見解であります事、不妊治療の保険適応前である事をご了承ください。また金額やURLは2022年のものです。そして、色々なところからの引用や、通院していた先生方の発言など、かなり細部に渡りますので本記事のみ詳細箇所から課金とさせて頂きます事、ご了承ください。PGT-Aについては自身で4回陰性を経験していることからかなり詳しく書いています。

私自身の体について:
AMH値:35-40歳時で常に年齢相応(AMH値=卵子の在庫のようなもの)
子宮筋腫 :6-7cmが3つと、細かいもの合わせて合計10個程(過去2度摘出手術済)
不育症:抗リン脂質抗体症候群の微陽性(移植時から妊娠28週までバイアスピリン錠を服用)

夫:
1つ年下で妊活時は34-39歳。精子の検査で運動率が悪いと診断あり。

妊活歴:
採卵4回⇒採卵数29個⇒胚盤胞10個(胚盤胞になった確率34%。10個のうち4つはPGT-Aで陰性のため破棄し、6個のうち4つ目で妊娠。)
移植4回⇒3回着床⇒そのうち流産2回(どちらも心拍確認後の流産)⇒1BB 胚盤胞にて出産。

35歳 - オーク銀座レディースクリニックへ通院開始。筋腫が多い為除去してから妊活をしたほうが良いとの事で、子宮筋腫の手術。投薬による影響で術前半年間と、術後半年間の合計1年間妊活できず。
36歳 - 人工授精 2回とも不成功
37歳 - 高刺激による体外受精で採卵1回目⇒採卵数11個 ⇒ 胚盤胞6個(1BB/3BC/3AB/4BC/4BC/4BB)
37歳 - 移植1回目4BB胚 ⇒ 着床 。8週で流産(心拍確認済み、胎嚢が小さいと言われており胎嚢周りに出血も見られ初動から不安定)
38歳 - 移植2回目3AB胚 ⇒着床せず 
38歳 - 移植3回目3BB 胚⇒着床。9週で流産(心拍確認済み、胎嚢の大きさや成長過程に問題なし)
38歳 - 杉ウィメンズクリニックで不育症検査⇒抗リン脂質抗体症候群(微陽性)。PGT-Aを目的に加藤レディスクリニックへ転院。
38歳 - 自然周期で採卵2回目⇒採卵数2個⇒胚盤胞にならず
38歳 - オーク銀座へ戻り、高刺激で採卵3回目⇒採卵数5個⇒胚盤胞1個(5BB)⇒PGT-A陰性(正確には複数の異数性)
39歳 - 高刺激で採卵4回目⇒採卵数11個⇒胚盤胞3個(5BB/5BB/5AB)⇒PGT-A陰性(複数の異数性&異数性)
39歳 - 37歳時の凍結胚(1BB⇒融解時5BB)を移植し妊娠。出生前診断にて課題点なし。
40歳 - 子宮筋腫過多により帝王切開で出産

これから不妊治療を始める方へ、勝手にアドバイス
1. 男女共に一通りの検査
2. 風疹の抗体がない場合
3. 子宮筋腫がある場合
4. 人工授精から体外受精へのステップアップ
5. 病院選び
6. 不育症の検査&処方箋ができる病院かチェック
7. PGT-Aについて
8. 出生前診断(NIPT等)について
9. 流産の手術方
10. 妊活中の保険
11. 着床補助
について1つずつ私なりの経験と、そこから得た知識や見解を記載いたします。めっちゃ長文です。


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