NHK火曜日夜の歌番組『うたコン』。
コロナ禍の間は他のテレビ番組同様リモートや総集編みたいな内容だったのが
６月９日、70日ぶりにNHKホールから生放送での番組を再開というのを観ました。
別に好きな番組でもなんでもないのですが観ていてグッときてしまいました。

オープニングはそう、あの、氷川きよしの限界突破ですよ。
限界突破してサバイブする氷川きよしを観て泣けてしゃあない話は以前にも書きましたが。
（この記事【龍と裸とRock you～氷川きよしを観て泣いた話〜】私的にちょっと気に入ってるねん。なんでかわからんねんけど。笑）

ホールから中継といっても密を避けるため客席にはお客さんは誰もいない。
しかしМCの２人が客席に座って盛り上げていた。
のと、この日出演の歌手が自分の出番じゃないとき客席に座って盛り上げていた。
それぞれ距離をあけて。
氷川きよしの時は、TMレボリューション……ってこの呼び方もうせーへんのかな。
流行ってた頃のリアル世代なんバレるな（笑）
TMレボレボこと西川貴教が座って盛り上げていた。
氷川きよしにとっては憧れのアニキらしい。
「アニキに観ていただけて光栄です」みたいのを言っててちょっと笑ってもうたんやけど。

なんかねー……私はその様にグッときてしまいました。

めちゃめちゃ楽しそうやってん。客席の３人が、めっちゃええ顔しててん。
で、歌う氷川も嬉しそうで。
70日ぶりの生の舞台。ああ、そうよな、まだお客さんを入れられないんよなあ。
でも、だからって客席が空じゃなくて。
誰かが（ＭＣや他の出演者が）座る。その様をカメラが写す。
笑顔でわーっって観てる様、歌う様、その生き生きとした様。
ああ、生の舞台やぁ。……って、あ、テレビやねんけど（笑）
ああ、いいなあ。ほんまに、ええなあ。舞台って。

せやねん。
舞台には誰かがおる、
でもその舞台を観る誰かがおって、
互いに気と気を送り合って、互いに高め合って、一体となり、出来上がる。
まだまだコロナは終わっていなくてNHKホールにお客さんは入れられへん。
けど、客席が空じゃなくて、誰か（MCや共演者）を座らせる、その切なさみたいなものもありながら、
でも彼らが舞台を観るほんまにええ顔と、そうして出来上がる舞台と、その瞬間や空気、
いや、また完全復帰元通りオールオーケーじゃないけど、
でも、でも、ああ、いいなあ、「舞台」、この両者から成る舞台って素敵やなあ。
劇場はいいな。人は楽しむんや。
自分らしくそれぞれが輝くその輝きは、観る人関わる人を楽しくさせ、
双方が双方に力を送るんや。
芸術や文化はやっぱり必要なんや。出来れば、（ぜいたくやけど）、生の。
そんなことを考え、グッときました。

と思った２日後に、私の劇場通いも復活しました
私的大事な（？）一週間……
〝home〟に〝推し〟（この言い方嫌いやねんけど）が帰ってくる（この言い方正しいかわからないけれど）一週間。
正直この一週間は幻やったんかしら、って。でも、とてもリアルで。
そして、今月、〝遠征〟も復活しました。
ああ、終わった。６月が終わった。実感。
やっと我に返り、やっと実感が湧いて、ぼーっとしています。

全国のあちこちのいろんなジャンルの劇場たちもそれぞれのやり方であけ出しているようです。
まだまだしんどいところや、まだ行きたくも行けな人もいるやろう。
かと思えば７月からは結構元のように戻るようなところも結構あって。
さてこれからどうなるのかはわからない。
でもみんな舞台の人も劇場にかかわる人も我々客席の人も、
みんなみんなでちょっとちょっとずつでも自分の出来ることをやっていけたらええなって思います。
大好きな劇場、舞台、あの愛と力あふれる場所と皆のために。

コロナで劇場たちがお休みしている中、いくつかのnote記事を書きました。
（【その①】 【その②】 【その③】など）
そして劇場が再開し通い出したhomeでの１週間の初め頃にもぼーっとしながらも【こんなnote記事】を書きました。
でもでも、もう１回、もうちょっと、ちゃんと？ まとめておきたい書いておきたい。
と書いたら、めっちゃ長くなったので、この次の、noteに、改めて、載せます。（追記、載せました。【信じる、守る、日々は続く ～６月、劇場再開。〝推し〟のステージと劇場で感じたこと・考えたこと～】）
どうぞよろしければお付き合いいただければ、幸いです。