昨日は小学3年生長男の運動会だった。 それぞれ別日に設定された年中運動会、年少運動会、を終えて小学校運動会を無事迎えることができた。 この3つを滞りなく終えるミッションクリア。年中運動会の直前に小3がインフル学年閉鎖になった時の私の心臓てば、よくもった。 よく耐えた。 長男の運動会や発表会を小さい頃から見てきた人にしかわからないけど、私はずっと心配してきた。体幹が弱く、ボンヤリさんベース。運動会の徒競走の歴史としては、ヨーイドン‼︎からのワンテンポ遅れたスタートはデフォ
最近ハマっているドラマ、ブラッシュアップライフを観ていたら、今回不倫について思うところを述べたくなった。 ドラマでは、女友達(黒木華)の彼氏が実は既婚者だったことを、カラオケボックスで気を遣いながら幼馴染たちが本人にお伝えする場面があった。 それまでのニコニコ優しいキャラの黒木華は、相手が既婚者だと聞いた瞬間、周囲の予想と心配とは裏腹に痛快にブチ切れをかましてくれて、最高にすきだった。 なんなら私もあのセリフ、人生で言いたかった、と思わせられたくらい。 でも。 設定が
財布事件を機に、私と大路さんとの距離は縮まっていた。 ランチはいつも社員食堂でワイワイ食べていた。 ある日、大路さんの近くに座り、それとなく事件の続報を聞いた。 白々しくも、犯人の目星はついてるの？と心配顔で尋ねる探偵気取りのわたし。 それがね… ここだけの話なんだけど。 山野さんにお金を貸したことがあるの。2万円。 でも返してもらえなくて。 返してって言ったら借りてないって言い出したの。 おかしいでしょ？ だから、彼女だと思うわ。 周りの友達は、見事に山野さんを怪
「あの財布、カレが買ってくれた大事なヴィトンだったの～」 今思い出しても、なぜこの一言でピンときてしまったのか、腑に落ちる説明が思いつかない。 十数年前、今も働いている会社で財布の盗難事件があった。 あの頃はまだ独身で、派遣社員で、会社って大学のサークルかなんかと勘違いしていた。 無駄にキラキラしてて、フラフラしてて、身体のどこもかしこもピンと張ってて、二の腕ときたら今とは比べものにならないほどニットの中で遊んでいた。 昼休み、数人の警察官が会社にきた。 そんなことは
かれこれ10年以上前になるけど、mixiを楽しんでいた。 友人限定で、単なる日記を。 5年くらい続いていたあるとき、漫喫のパソコンでメールを使ったらアカウントが乗っ取られてしまって、mixiにログインできなくなった。 ちょうどその頃、結婚だなんだとバタバタしていたから、すっかりそのまま存在を忘れていた。 mixiを書いていた20代の私は、婚活にガツガツしてたから、結婚が決まったからといって、彼(mixi)を軽んじたんだと思う。 私はそういう人間である。 その後、子
耳の奥がしんとしている。 実を言うと、ちょっとした絶望を感じてる。 いや、ちょっとじゃない、めっちゃ。 たまに、聞いたり読んだりする話の中に、別れるくらいなら、死ぬってやつあるよね。 もし〜なら、死んでやる‼︎ってやつ。 めんどくさいこと言うなぁ、て思ってた。 どうせ、死なないくせに。周りも甘やかすからそんなこと言うんやわって。 でもそれが実際身内で起こったらどうよ。しかも、実の父が。 うまく言えないけど、軽く絶望してる。 いや、死んでないけどね。 初回の話といい、
一月の寒波でキンキンに冷たくなったポストを開けると、寒中見舞いが一枚届いていた。 差出人には見慣れない名前があった。 その日は金曜日で、週の中で一番忙しい日だった。 長男のスイミングのお迎え後、次男と長女の保育園のお迎え、家に着いたら30分ほどで次の空手までに長男に夕飯を食べさせるミッションがあった。 車のトランクから取り出したお昼寝布団セットを2つ抱えて、玄関に向かいながら、特になんの感情も持たずにその寒中見舞いに目を通した。 昨年九月に、夫 〇〇が永眠し、 その差
