見出し画像

手術経過 前日〜当日


前日

13:00に入院。病院へは一人で行ったが、すごく行きたくなくてこのまま荷物を持ってどこかへ行ってしまおうか…などと考えがよぎる。
事務の方からあらかたの説明をうけ、病室でボーっしてると、看護師の方、栄養師の方、薬剤師の方、色んな方がいらっしゃって色々質問・説明される。

看護師の方が「緊張します?」と聞いてくれて「緊張してます…」と答えたらよりそってくれて、可愛くて、安心したし、好きってなった。
施設内を案内してくださった方は親かよ!みたいなテンションで気さくに接してくださり、これもまた緊張がほどけた。
その後暇になり、コンビニ行ったり、プリン食べたり、事前にアマプラからダウンロードしていたジョジョをみたりと、かなり気楽に過ごす。夕飯トンカツ食べたいなーオムライスかなー、などワクワクしていた。

18:00の夕食は期待とは裏腹に渋めの和食だった。21:00に下剤2種類飲まされる。2〜10時間後に効いてきますと書いてあり、見事2時間後からパーティナイト。
24時には絶水となるため、日頃からめちゃくちゃ水分をとる私は不安になり24時になるギリギリまで飲み続ける。水分をとるからさらに出る。夜中1時過ぎまでパーティは続いた。

当日

寝られたかな?どうかな?くらいの睡眠で6時に起床、検温。空気が乾燥しており喉がカラカラだったが水は飲めず、うがいでしのぐ。
昨夜のパーティーはまだ引きずっており、ちょこちょこトイレへ。水分・栄養補給の点滴がついているものの、さすがにきついし、めちゃくちゃお腹空いてた。

13:30〜手術予定だったが前の手術が早めに終わったとのこで、12:45開始となった。
ロビーで景色見たりスマホゲームしながら、「あと2時間くらいか…」と緊張していたので、急に手術です!となって「え!?おっしゃ!!」と勢いのまま行けるのはよかった。
手術着に着替えて、各所に始まるぜ!と連絡して、手術室へ。
前に葉状腫瘍の手術をした病院とは異なり、とても綺麗で、妙な安心感があった。何よりもお腹空いてた。緊張するとか、そう言うのよりもお腹空いていたので何か食べたかった。

いよいよ手術

名前は?生年月日は?と聞かれてて一通り答えて、みんなざわざわしてるなぁと思っていたら急にキーンと耳鳴りのようになり視界が霞んだ。「今少しずつ眠くなるお薬入れてますからね」と看護師さんの声が聞こえて「はい…」と返事をした。
「麻酔か!え!でもめっちゃ意識あるんですけど!このまま意識あるまま手術始まったらどしよう!!」と思い「ちょっと怖いですね…」と言った次の瞬間には「終わりましたよ〜」と声をかけられた。
「え!もう終わったの!みんな言ってたのはコレか!でも眠いからもう少し寝かせてくれよ…」と思ったと同時に、麻酔が切れたのでめちゃくちゃ痛かった。「いてぇ」と騒いだと思う。なんか運ばれてるなーと思っていたら「旦那さんきてますよ〜」と言われ目を開けたら夫の顔が見えた。夫の「取った筋腫って見えないんですか?」と先生に聞いてる声が聞こえた。私もめちゃくちゃ見たかった。

手術、その後

病室に戻ってきてもなお、痛くて「いてぇいてぇ」とうめいていたら「痛み止め入れますね〜」と看護師さんが言ってくれた。
「え!手術が終わってから今までめちゃくちゃ痛かったのに、痛み止めなかったの!?」と驚き、でもそんなこと言う元気もなく、めちゃくちゃ痛かった。痛み止めは点滴で入れてくれていたらしいが、効くのに40分くらいかかるそう。「え!江戸時代の手術なんか!?」と心の中で突っ込んだ。そして江戸時代にも麻酔で手術したらしいが、どうしてたんだろか…と思いを馳せた。

徐々に意識がはっきりとしてきて、夫とも会話できたし、親友にも「おわた、痛い」と連絡した。

しばらくしてから先生がきて、「傷口は3センチくらい、5個取れました」と話に来てくれた。4個かと思ってた!そんなにあったのか!と驚いた。

痛みと過ごす夜

点滴の痛み止め意外にも頓服みたいな医療用大麻の痛み止めの点滴を入れてくれた。1プッシュで1時間くらいで切れてしまうので、1時間ごとに看護師さんを呼んでプッシュしてもらう。痛すぎて、使い切ったようだった。でもめちゃくちゃ効く。医療用大麻を反対してる人たちは一回お腹切ってから、この効力を体感すればいい。
話はそれたが新しく痛み止めの点滴を入れてもらい、あけ方くらいに眠る…

この間、親友がLINEに付き添ってくれて、とても心強かった。夫よりも親よりも、有事の際は友達の方が頼りになる。夜中までLINE付き合ってくれて不安をかき消してくれた。
眠らない夜は僕をおこしてほしい、一人きりの真夜中ってとても寂しいでしょ、っていうSMAPの曲を思い出す。

そしてまた朝6:00起床、術後1日目が始まる


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?