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和多志のカミングアウト・・・もう1つの山

これまでのお話です。👇

病院は嫌がっても和多志には主治医がいます。なんか矛盾しているでしょ。
頚椎を傷めてからお世話になっています。
そこの院長さんが和多志の姉を交えて話をしたいとおっしゃる。

姉はごくごく一般的な女性です。医療に関しては特に考え方が違います。
その姉が和多志の意志を聞いて怒るのは必定です。姉の意見で和多志の氣持ちが覆ることはありませんから、姉を交えるのは嫌だったのですよねー😅
でも院長さんの巧みな説得に負けてしまいました。

当日三方揃ったところで話し合いが始まりました。

口火をきったのは院長さん。
何故手術をしないのですか?って。

和多志の考えなどいえません、

「まだ手術が出来るから言っているのです」って。

そう、出来ますよね。でも和多志の周りは手術して亡くなった人、今現在再発している人 が複数いらっしゃいます。

物事に絶対はないのです。
手術に絶対「治る」もありません。

実は兄も癌で亡くなっています。入院はさせたくありませんでした。和多志には兄を説き伏せられそうにはありませんでした。
兄は大腸癌でした 。仕事で大きなストレスを抱えていました。手術をし、ストーマもつけて頑張っていました。だけど癌は進み、痛みがひどくなり、脊髄に痛み止めを入れると痛みが無くなるというのでその処置をしたいと言う。

和多志は不安でした。過去、何らかの為に脊髄の治療をして歩けなくなったと涙ながらに訴えている人をテレビでみたからです。
しかし、兄を思いとどませることもできませんでした。痛さに苦しんでいるのは兄ですから。


案の定兄は歩けなくなり、それから坂道を転がり落ちるように亡くなりました。

一筋の涙を残して・・・。


後日知りました。猫活動仲間のご主人も癌の手術をし亡くなっています。その方と兄は同じ病院で主治医も同じでした。

千葉市のジェントルマン医師が紹介状を書いて下さった病院も同じ病院です。習志野市では一番大きな病院でしょうか。

あぁ、兄が亡くなった病院だから拒否したわけではありませんよ。

現代医療は病氣の根っこを見ようとしないで地上の現れた幹、枝葉だけ見て悪いものだけ切り落としています。

物事には全て原因があり結果があります。
原因を突き止めないで悪い所だけ攻撃したり切り取っているのです。
だから再発の心配があり、術後何年かしたら検査に行き、CTやレントゲン撮影をします。
この時にまた放射能を被爆して免疫力は下がります。
レントゲン技師さん達は自分達だけ防護服つけるじゃないですか!
CTの時もマイクで指示がきますしね。

大枚かけて医師になられた方にこんな事言えますか?
「医者は貴方達を助ける為にいる」っておっしゃっている院長さんに和多志はただ「済みません」としかいえませんでした。

そのうち姉も「なんで嫌なの?言いなさいよ」と大きな声を出してきましたが、これには和多志は無言で対応しました(許せ姉よ)。

黙っている和多志に姉はイライラしてきたんでしょうね。「死んじゃえ、死んじゃえ」とがなり始めました。

これで院長さんも話にならんと諦めて下さったようです。終末期医療の話しを始めました。
「延命治療はどうしますか?」って!
「必要ありません」ときっぱりお断りしました。
そのあと延命治療不要の書類にサインし、やっと解放されました。姉も和多志が書類にサインしている間にすっかりがなり立てたことは忘れ普通に戻っていました。かなり物忘れが進んでいます。
なにもなかったように普通に手を振って、義兄が運転する姉の車を見送りました🚗👋

姉は認知症の初期なのでしょうね。以前幻覚を見ては「知らない人が家の中にいる」と電話をかけて来ました。


それにしてもねぇ、「延命治療はどうしますか?」ってねぇ!
和多志が絶対死ぬと思っているのでしょいか?
それとも”もしも、その時のため“?

でもあぁこれで最後の山も乗り越えられました。

まあね、現行医療では内臓の出血は手術しなければ止められないようです。

でも和多志は止まっています。
吐血もありません。だから貧血もしていません。
もっともっとお話したいことが沢山あります。
長くなるので後日にさせて下さい。
貴重なお時間を下さりお付き合いして下さった事に感謝申し上げます。

またお越し下さいね。



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