見出し画像

照明のことを考えて


はじめまして。
もももろうと申します。

照明メーカーに勤めて、今年で約15年ほどになります。
主な仕事は、企画、意匠デザイン、設計とそれに付随する諸々で、製造現場は国内外問わず一通り経験して参りました。

「照明」と一言でお伝えすると、含むものが非常に幅広くイメージして頂きにくいのですが、私が携わっておりますのは家具屋さんやインテリアショップなどに並んでいる、いわゆる「照明器具」になります。

機能が充実したテクニカルなものというよりも、長くご使用頂けるようにごく単純で実直な構造。
機能性は控えめですが、愛着こそが最高の持続可能性だと考え、意匠設計や素材の選定などに価値を見出して頂けるようにデザインして参りました。


照明といえば、、、
天井からぶら下がってくるペンダントライト
天井に引っ付いているシーリングライト
枕元やソファ横に置くテーブルライト・フロアライト
そして壁に引っ付けるブラケットライト
など。

こう書き出していくと、実は照明というものはインテリアエレメントの中でも特に多種多様な形状、そして数多くの使用用途を持っております。上記以外にもまだまだ種類があったりします。
さらに言えばハイテクなのか、ローテクなのか、家電とも家具とも分けにくいような絶妙な位置取り。
メイン家具の中で唯一と言っても良い、天井に配置するもの。
そして最大の魅力といえば、照明にしかできない「明かりの空間演出」という機能を持っている点です。

ここまでくると他の家具とはやや違う、極めて特殊なものだということにお気付き頂けるのではないでしょうか?
そう、照明を考えれば暮らしが変わる。
扱い方を知れば、より豊かな日々が待っているのでございます。

なのに、、選択優先順位の低さたるや、、、


すいません。いつの間にか、私の自己紹介ではなくなっておりました。


ともかく、私が照明というものに携わって、製造の中で体験したこと、考えたこと、デザインという仕事についても書けるといいかな。
そして、それを通じて向き合った暮らしの事などを記事にしていければと思っております。

みなさま、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

この記事が参加している募集

自己紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?