見出し画像

トーキョーと彼女の10年間

JR東日本 東北新幹線 新青森開業キャンペーン「MY FIRST AOMORI」
このCMを覚えている方は多いのではないだろうか。
垣さんが以下のnoteで書かれているので、ぜひ読んでいただきたい。読むだけで涙がでますから。私もこのCMで「14才の母」の桐ちゃんとトーキョーが同一人物なのだと認識した思い出がある、とてつもなく心地よいCM。

垣さんのnoteを再度読み直しながら「彼女が東京に行ってしまった後の2人」ってどうなったんだろう?と思った。その後のCMはないから、誰も2人のその後を知らない。。。知らないのに何だかとても気になる。。。それなら妄想しちゃおう!
「この2人ならこうあってほしい」という願望だけの妄想ストーリー。

垣さんのnoteと同じように、春馬くんは役柄どおり「トーキョー」と記し、東京都については「東京」と記す。

・***・****・***・


2011年の春。東京へ行く彼女を新青森駅で見送った。彼女は東京の大学に通うことになり、東京出身のトーキョーが青森にいる。人生の中では、こんな風にテレコが起こることってたまにある。

彼女が東京で4年間大学生、トーキョーは青森で社会人。彼女は東京という刺激的な土地にワクワクし、新しい友達がたくさん出来て、サークルに入り、バイトもしている。友達に影響されて、ピアスを開けたり、茶髪にしたり。新青森にいるトーキョーとは全然違う生活をしているれど、電話やメールだけでなく、どこかへ行ったらハガキを送りあっている。そんな2人だから、連絡を取ることはかかしていない。

GW、夏休みとお正月は、彼女は実家に帰ってくる。夏休みは少し長くいるから、たくさんデートが出来る。でもトーキョーは、みんなが休みの時に忙しい仕事だから、人とちょっとずれたお休みになってしまう。その替わり、何でもない時期に帰京をするから、2人は東京でも会うことができる。遠距離とはいっても、2人は1年のうちに意外と会えているのだ。

彼女が帰省する時、新幹線チケットはトーキョーが手配する。彼女が乗っている車両付近で新幹線ホームの案内業務をしながら、降りてくる彼女を1番に迎える。トーキョーは、ロマンチックな出迎えをするのだ。
彼女が東京に戻るタイミングに休みが取れれば、トーキョーも一緒に帰京をしている。でも帰京のタイミングが合わない時には仕事をいれない。それはギリギリまで手をつないでいたいから。

夏は、ねぶた祭に合わせて彼女は帰省をしてくる。彼女が東京に行く前に「毎年、ねぶたは一緒に見る」という約束をしているから。出会った頃に「ねぶたラッセランド」に行ってから、彼女の紹介で地域の青年団に入った。彼女が幼い頃から参加していた青年団で、今は大太鼓をたたく先輩や、彼女の弟も所属している。お祭前は運営準備で忙しい。でもそんな風に彼女の地元を楽しめるトーキョーを、彼女はとても嬉しく思っている。

スマホが主流になり、連絡手段にLINEを使うようになってからは、時間を気にせずメッセージを送りあえるから、頻繁にやりとりをするようになった。
その上、無料通話もビデオ通話も出来るようになり、遠距離でも心の距離は縮まっている。それに相変わらず、遠距離のわりには会えるタイミングが多い2人なのだ。

遠距離の付き合いも3年が過ぎた頃、彼女が就職先を悩む時期。東京でやりたい仕事があり、それにつくチャンスがあるかもしれない彼女。けれど東京で就職するとなると、トーキョーとはまた遠距離になってしまう。
仕事か恋愛か・・・2人は悩みもたくさん話す。トーキョーはやりたい仕事につく楽しさ、遣り甲斐、喜びを知っているから、社会人の先輩として「やりたい事をやった方がいい」とアドバイスをする。遠距離は続くけど、トーキョーは以前より休みも融通が利くし、最近は東京出張も増えてる。だから、今まで通り会えるはず。付き合い方に何も変わらない。

そうはいっても社会人はやっぱり忙しい。なかなか会うタイミングがない時もある。そんな時、東京からも新青森からも1時間半の仙台で待ち合わせをして仙台デートを楽しむ。仙台で別れる日は、トーキョーは必ず彼女を見送ってから、その後の新幹線に乗る。これも2人の中の約束事。

彼女は女友達と旅行にいくことが増え、帰省回数は少なくなったけど、旅先から変わらずハガキを送ってくれる。ねぶた祭の約束は継続しているけど、お祭りだけですぐに東京に戻っていく。でも会う時は、彼女の好きな大正浪漫喫茶室でお茶をしたり、思い出の美術館や公園を巡ったり、時間が許す限りデートを楽しむこともは変わらないけど・・・寂しいことを伝えられないトーキョー。

連絡は取りあっているけど、以前より長電話もしなくなった。休みはそれぞれ楽しく過ごしてでも報告もしない。そして2人の約束のねぶた祭、実は去年はいけてない。

2016年3月、青森から函館まで新幹線が通ることになる。トーキョーは応援要員として1年ほど函館勤務になる。新幹線開通時期は忙しい。駅長からの推薦もあり、新青森での経験をちゃんと生かせる若手有望株のトーキョーが抜擢された。今回も先輩が一緒。去年同様、今年もまたねぶた祭には行けないし、東京とは更に遠くなってしまう。でも彼女にそれを伝えるチャンスがないまま。

1年はあっという間にたち、トーキョーは新青森勤務に戻る。函館での勤務が評価されて、トーキョーは昇格。そのかわりの忙しい日々。気が付けば、彼女とは音信不通を継続したままで、このままでいいのかと思いながらも月日は過ぎる。

ねぶた祭の手伝いも、参加もする余裕がなくなってから2年たつことに気が付いた。そんな時「今年の夏はちょっと長く帰るね」という久しぶりの彼女からの連絡に、トーキョーは嬉しさを抑えて、今まで通り伝える。「チケット取ったら、いつも通りアプリで受け取れるように送るね」と。

今までのように同じ車両を手配するトーキョー。日付を入力したときに、ねぶた祭の時期だと気が付く。もうホームの案内業務で迎えるのは、恥ずかしい。ちょうど非番だし、駅の外で待ち合わせしよう。
久しく会ってない彼女にはちょっと照れるけど、彼女の好きな大正浪漫喫茶室でゆっくり話したい。ここ数年のアップデートをして、翌日のデートの予定をたてる。そして3年ぶりのねぶた祭を思い切り楽しんでから、この先の話もしよう、そんな風に思いながら彼女宛にチケットを送った。


・***・****・***・


遠距離恋愛が続かなかった私としては、「遠距離恋愛の2人は、こうあってほしい」という勝手な妄想を練りこみすぎ、制御不能、軌道修正困難、脳内やりたい放題となってしまった。。。
気持ちが収まるどころか、この先のストーリーも思い浮かんだり( *´艸`)


このnoteで、共同運営マガジン『「三浦春馬」への依頼〜限りなき妄想〜』に参加しています。


・***・****・***・


画質はあまりよくないけど、Youtubeに関連動画がありました。
公式のものではないので、問題あるようでしたら、はずそうと思います。
青森は未開の地なので、PRCMを見ていたら行きたくなりました。

・MY FIRST AOMORI:PRCM[1-12]
https://www.youtube.com/watchv=EHUGrxWj7j0&list=RDI3f315JKc4E&index=3
こっちは青森各地のPRCMのようです。春馬くんが楽しそうに1人旅?しています。微笑ましいです。

・MAKING OF MY FIRST AOMORI[CM1-8]   
https://www.youtube.com/watch?v=I3f315JKc4E&t=81s
「ワンピースが好きなんですよね、僕。んふっ♡」とか言ってる春馬くんがいます。みなさん、ワンピースです!
(多部ちゃんが着ていた青いワンピースも褒めてなかったでした!?)

・JR東日本ドラマCM「MY FIRST AOMORI」
https://www.youtube.com/watch?v=4XCOTohKNvk
1-8話まで、連続で見れます。

画像1



この記事が参加している募集

この街がすき

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?