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On Vacation

8月1日、5時間しか眠れず朝から眠かった。
いつもなら洗濯する時間帯だが、あいにくの曇り空。
あまりの眠さに朝食後に昼寝?し、目覚めると当然のように強烈にだるい。
熱中症ではなさそうだが念のために水分を多めに摂取。
無気力と焦り・・・
今回は無気力が優勢で、もう開き直る以外なかった。

ゴロゴロしながら、こんなときヘミシンクのメタミュージックCDでも聴いてみたらどうだろう?と思い立ち、1枚も持っていないので販売サイトで試聴する。
すると音楽が久しぶりにちゃんと心に届いていることに気づいた。
そして思い至った。
しばらくの間、私はただ音楽に心を傾けるようなこと=「(生産的なこと、有益なことを)何もしないこと」を一瞬たりとも許されていなかったのではないだろうか・・・許さなかったのはほかならぬ自分自身・・・なんてこった。

2年前仕事を辞めた。その後現在までに4か月間は就労していたが、それ以外は実家に通ったり、家のリフォームの設計をしたり、荷物を片付けたり、引っ越ししたり、つまり家庭内の雑用を片付けていて、自由な時間はそれなりにというか、かなりあった。
しかしせっかくの自由時間もリラックスすることはなく、睡眠中以外はつねにソワソワザワザワしていた。
私の中の「(生産的なこと、有益なことを)何かしなければマン」がリラックスの邪魔をしていた。

「何かしなければマン」は「何もしたくないマン」を作り出す。
放っておけば勉強するのに親が催促するので勉強嫌いになる小学生、みたいなものか。
「何かしなければマン」と「何もしたくないマン」は争い始める。
私の心は、紛争を繰り返した結果貧困に陥っている国、みたいな状態だったのかもしれない。

いつもは散歩をすることでザワザワをある程度おさめている。「何かしなければマン」は歩行は有益だと思っているのだろう。
しかしこうクソ暑くては散歩もままならぬ。
「何かしなければマン」も「何もしたくないマン」も、「悪い」わけじゃない、きっと必要があってそこにいるのだ、などと考えつつ、午後再び短い睡眠をとった。

夕方にはだるさは消え、久しぶりに心が落ち着いて、久しぶりに茄子の天ぷらを揚げた。

夜、久しぶりに(いや人生初か?)スマホを枕元に置くのを止め、ベッドの足元の小さなテーブルに追いやって床に入った。
スマホに通知されるリンクをついクリックして朝から時間を無駄にすること自体が嫌だが、さらに「何かしなければマン」らの紛争が始まるのも嫌だからね。
そして2回の昼寝にもかかわらず、23時台床に入るなり入眠、8時間以上眠った。

まあ、こうも暑いと眠くなるよね、という話でもあります(笑)



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