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もうすぐうちの子 記念日

うちのじいじワンコ
里親募集のサイトで出会いました。

生まれは 鳥取
それから育ての親さんのとこで
11ヶ月まで  
大切に大切に育ててもらいました。
老夫婦の育ての親さんは
おじいさまが ご病気になられて
入院されて
なんともならなくなり
里親募集サイトに登録されました。

その頃 我が家の
中学生と小学生の息子二人
テレビで
家がなくなった ワンコが
どうなるかのニュースをみて
『おうちがなくなった子をうちの子にする!』と号泣

そのタイミングで
出会った 11ヶ月の柴
他にも 
家族にしたい方がいらしたが
メールでのやり取りで
うちが選ばれ 
旦那の運転で 次男と私とで
早朝に迎えに行きました

山の上にある そのお宅へと 
上がっていくと
なんと 
そこは高級住宅がたくさん
全てが
めちゃくちゃ大きなお屋敷
どこから
どこまでが。。。どうなのよ
なんて感じなお宅が並んでいる

迎えに行ったお宅の門の前で
おばあさまが待機

私たちが車から降りると
飛び跳ね 大騒ぎしてる柴が
で。。でかい

門の前には
ダンボール箱が5つ 
ぬいぐるみなど おもちゃの箱
ジャーキーなどおやつの箱
フード(5種類 それも高級な)箱

溺愛されてるのは
わかってましたが
それらをミニバンに箱を積み

では。。と
リードを持つと 空いていた
ハッチバックに喜んで飛び乗る 

え?いいの?
嫌じゃないの?
いいの?

ではーと 
車に私と息子は乗り込み
坂をくだる
ふと 振り向くと

おばあさまは
泣きながら 手を大きく
大きく 降って 
腕がちぎれてしまいそうなぐらい

『命を 預かった』 

そう私は感じました。

とにかくとにかく
この子を大切に元気に犬生を
まっとうさせよう

そう その時 誓ったのを
今も覚えている

それから 
おじいさまは亡くなり
おばあさまはお引越しもされて
でも 年賀状のやり取り 
近況写真も送ってました。
だんだん歳をとってきて
写真も送るのが数が
少なくなりました。
ヨボヨボになってきたのを
お知らせするのもね。。。と
でも元気にしてますと 
16歳になった 1月に
どんな状況なのかを
写真も一緒に送りました。

それまでの おばあさまの
年賀状も お返事にも
いつも
『よろしくお願いします。』と
書いてありましたのが

『近況を知り少し驚きましたが
本当に幸せそうで涙が出ました。

良いご家族にお世話になり
これでよかったと安心致しました』と
お返事が来ました。

その時
ホッとした自分がいました

うちの子だけど 
預かった感じが ずっと強くて
なんとかして
なんとかして
と ずっと思っていた自分

うちの子なのにね

おばあさまからの
その葉書は 冷蔵庫に貼って
たまに 読んで涙してる

うちのじいじは可愛くて最高だよ
そう言っているのに
預かった感じでいた自分
解放しなくちゃね
うちの子!大丈夫!って

やっと笑うようになった頃の一枚

読んでくださって
ありがとうございます。

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